| 最近は「高価なG-SHOCK」が増えてきたが、高価なモデルにはそれだけの理由、そして価値がある |
(意外なことだが)カシオは腕時計に対する付加価値の設定が非常に上手い
さて、今年は「G-SHOCK発売40周年」そして「フロッグマン(FROGMAN)発売30周年」というメモリアルイヤーですが、ついにこの両方を称えるダブルアニバーサリー特別限定モデルが登場。
ベースとなるのはチタンをケース素材に採用して今年3月に登場した最強フロッグマン「MRG-BF1000R」で、今回の限定モデルについては初代フロッグマンを連想させる鮮やかなイエローを用いています。
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「最強フロッグマン」、そしてダブルアニバーサリーモデル、MRG-BF1000Eはこんな腕時計
そこで今回発売されたMRG-BF1000Eを見てみると、こちらは価格77万円、世界限定700本、発売日は7月7日という「7揃い(限定本数も777本にしたら良かったのに、と思う)」。
ケース素材は⼆重硬化処理を施したチタン(DLC仕上げ)、リューズとプッシュボタンにはゴールドIP加工が施された64チタン。
なお、ケースバックにはゴールド蒸着加工が施され、付属するチタン製ブレスレットについても深層硬化処理とDLCコーティングが用いられます。
なお、ケースは「G-SHOCK 40周年」「フロッグマン 30周年」のバッジが装着される木製で、カシオいわく「コレクションとしても楽しめる」意匠を持っています。
かなり高価な一本ではありますが、その類まれなる「こだわり」を反映した腕時計として、そしてダブルアニバーサリーということを考慮すると、十分にその価値はありそうですね。※カシオのデザイナーはおそらくマーケティングスキルに長けるスペシャリスト揃いであり、どこをどうすれば高く見え、顧客を納得させることができるのかをよく理解している
G-SHOCKは高級感あふれるMTG-B3000を発売
そしてカシオはMT-Gシリーズからも新作「MTG-B3000D-1A9JF(143,000円)」を発表。
こちらはレギュラーGショックでも採用される「カーボン樹脂ケースで内部モジュール(ムーブメント)を保護する」というデュアルコアガード構造を採用したことが特徴で、そのためB3000系は従来のMTGに比較して格段に薄く作られています。
さらにはワンプッシュでバンドを交換できるインターチェンジャブル構造を採用して汎用性を高め(カシオはかなり早い段階でこれを取り入れていた。それだけベルトを重要視し、ベルトも腕時計を構成する重要パーツだと考えている証でもある)、かつ腕時計表面にはブラシ仕上げ、切削したエッジにはゴールドIPという美観上のこだわりも見せています(カシオはそうとうに美観にこだわるメーカーであり、ビス一本にも心血を注いでいる)。
文字盤(ダイアル)にはカシオの誇る山形工場にて微細加工と蒸着加工が施されています。
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参照:G-SHOCK