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見た目は当時のまま、中身は「フューエルインジェクションV12、APレーシング製ブレーキ、ハイグリップタイヤ」なチート仕様ジャガーE-Typeのレストア車

2019/02/18

しかも毎日乗れる快適仕様

ジャガーE-Typeのレストア+モディファイ=レストモッド車両が公開に。
以前にも同様に「イマ風」となったEタイプが公開されていますが、今回のEタイプは以前の個体に比べるとややレトロな雰囲気を残したまま。

それのそのはずで、依頼主の要望は「ドライバビリティを向上させながらも外観は当時のままに」。
かなり難しい要求であったとは思いますが、今回見事にその要求に応えた仕様の数々が紹介されています。

エンジンはなんと「インジェクション」

ベース車両は1973年モデルのE-Type シリーズ3 2+2で、レストアに際しては「完全に分解され」全てのボディパネルが修復されることに。

まず、もとのスチール製ボンネットは重量低減のために「アルミ製」へ。

そしてボンネットの下にあるV12エンジンもリビルトされ、電子式のフューエルインジェクションに。
さらにクーリングも強化され、スロットルボディも大型化されている、とのこと。
バッテリーも「イマっぽい」感じですね。

ボディカラーはガンメタルで、クローム部分との相性も非常に良好。
こうやって見ると、たしかにフロントグリル内部には大きなラジエターが鎮座し、その下にもエアを取り入れるためのガイドが見えます。

ホイールは16インチサイズですが、トラクションを確保するために「現代のタイヤ」が装着可能に。

ちらりと見えるブレーキキャリパーはAPレーシング製のようですね。

エキゾーストシステムはステンレス製。
マフラーエンドは「4本出し」となっています。

トランスミッションは強化された5速MT。
エンジン出力は不明ですが相当な出力を誇ると思われ、これも強化されたブレーキ、現代のハイグリップタイヤにて痛快な走りを見せてくれそう。

このクルマを見た人も、まさか「そこまでの」ポテンシャルを持っているとは思わないはずで、仮に「バトル」になったとしたら、その性能に驚かされること間違いなしですね。

インテリアカラーはオックスブラッド・レッドのレザーにて総張替え。
レザーにはパンチングが施され、ピラー内側に至るまで「総レザー」。

なお、ステアリングホイールは15インチ、シートベルトはクラシカルなリール式とのこと。

インテリア照明はLEDへと置き換えられ、オーディオもレトロな外観ながらもブルートゥース対応の最新式にアップデートされていて、オーナーさんはこのクルマを「日常使い」するのかもしれませんね。

現在クラシックカーのレストアは一つのビジネスとしても成立し、様々なチューナーやショップ、そしてメーカーまでもが参入。

ジャガー・ランドローバーは特にレストアに熱心なメーカーですが、単に「当時のスペックに戻す」だけではなく、オーナーの要望にあわせて様々な仕様を製作しており、過去にはアイアン・メイデンのドラマー、ニコ・マクブレイン氏の要望に応えて「ワイドフェンダー」のXJをレストアとともにカスタムしたこともありますね(LEDデイタイムランイングランプも装着されている)。

一方でジャガーは「工作機械まで当時のものにこだわり」、当時の仕様と寸分たがわぬクルマに仕上げることも。

つい最近だと、見た目がレトロなクラシックカー向けのオーディオも発売していますね。

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