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フェラーリのフラッグシップは57年でこう変わった。1962年は300馬力/最高速度は280km/h、2019年は986馬力/最高速度340km/h

投稿日:2019/08/03 更新日:

| 一方で重量は880kgから1570kgへと増加 |

フェラーリのフラッグシップはこう変わってきた、という動画が公開に。
内容としては「フラッグシップ」というよりも「スペチアーレ」という内容となっており、元祖スペチアーレともいうべき250GTOから、現代のSF90ストラダーレまでを網羅しています。

ある意味では57年も前に300馬力/280km/hというスペックを持っていたことが驚きですが、当時のタイヤ性能、シャシー性能、さらにドライバーアシストがほぼなかったということを考えると、相当に運転が難しかったんだろうな、と思われます(そして、馬力の向上以上に、タイムの向上が顕著なのだと思われる)。

フェラーリの「スペチアーレ」はレーシングカーに端を発している

まずはフェラーリ250GTO。
フェラーリ250GTOは、1962年にスタートした国際マニファクチャラー選手権に参加するため、250GTベルリネッタSWBをベースに合計36台のみが製造されています。
シャシーは細めの鋼管を使用したティーポ539/62Comp.(後期は539/64Comp.)、エンジンは3リッターV12(300馬力)、トランスミッションは5速MT、最高速度は280km/h、4輪ディスクブレーキ装備、重量880キロ、ボディはスカリエッティ製。

GTOとは「GTO"はGran Turismo Omologato(グラン・ツーリスモ・オモロガート)」の略で、GT選手権のホモロゲーション取得用という意味となり、要は「レーシングカーに近い公道走行車」「レーシングカーの公道走行版」ということになりますね。

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そして次は288GTO。
GTOと名がつくことで分かる通り、やはりレース参戦を前提として製造されたクルマで、フェラーリ288GTOはこのグループB参加へのホモロゲーション獲得用として1984年に発表されており、合計272台が生産(ホモロゲーション取得に必要なのは200台とされている)。
エンジンは2,855ccツインターボV8(これが”288”の由来)で400馬力を発生し、トランスミッションは5速MT、最高速度は304km/h、車体重量は1160kg。
フレームは鋼管スペースフレーム、前後にはブリスターフェンダーを装着した過激なルックスが特徴です。

もちろん競技を前提とした純粋なハードコアモデルではあるものの(GTO=Gran Turismo Omologatoの略)が、1986年のグループB廃止によって実戦投入されることがなかった悲運のフェラーリであるとも言えます。

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そして次はF40。
F40はスチールのフレームにV8ツインターボエンジンを搭載しコンポジット製のボディを被せた車で、構造からすると「まんまレーシングカー」。
スーパーカー開発競争の中にあってフェラーリがこれまで培ったレースでも経験をフルに活かした車であり、ラグジュアリーさとは無縁の作りを持っています。

製造は1987-1992年、エンジンは2.9リッターV8ツインターボ、重量1089キロ、0-100キロ加速は3.9秒。
そして世界で初めて最高速が200マイル(時速322キロ)を突破した車でもあります。
加えてこの排気量で478馬力という数時から想像できる通りの「ドッカンターボ」で、極めて運転が困難な車としても有名。
軽量化のために塗装を極限まで薄くしたことでも知られます。

なお、北米仕様と欧州仕様とでは法規の関係で外観や構造が異なり、北米仕様は外観だと太いモール、構造的にはアルミ製のガソリンタンクを持ちますが、欧州仕様は細いモールにラバー製のガソリンタンクを装備している、とのこと。

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そして次はF50。
エンジンは4.7リッターV12で出力は520馬力、トランスミッションは6速マニュアル、最高速度は325kg、車体重量は1230kg。
F1譲りのアダプティブダンパーというハイテク装備を持つ一方、パワステがないという「走りのために割り切った」仕様を持っています。

ちなみにエンジンはF1マシンのもの(Tipo040)をデチューンして搭載しており、さらにこれもF1と酷似したカーボン製モノコックシャシーにリジッドマウントされています。

なお、F50はエンツォフェラーリの息子であるピエロ・フェラーリ、ルカ・ディ・モンテゼーモロ、ニキ・ラウダが企画や設計に関わり、そのデザインはピニンファリーナによるもの。

日本だとその購入資格は「フェラーリを6台以上所有していること」であったといわれ、そして新車時の価格は5000万円(今の相場は3〜4億円)だとされています。

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そして次はエンツォフェラーリ。
エンツォフェラーリはF50の後継にあたり、2002年のフェラーリ55周年の記念として399台が限定発売されたクルマ(400台に満たないのは、エンツォフェラーリの”顧客が求めるよりも常に1台少なく作る”というポリシーによる)。

そのデザインはF1マシンを強くイメージし、ミハエル・シューマッハも開発に参加した、と言われています。

エンジンは6リッターV12、出力は650馬力、トランスミッションは6速セミオートマティック、車体重量1255kg、最高速度は350km/h。

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そしてラ・フェラーリ。
パワートレーンは6.3リッターV12+ハイブリッド(HY-KERS)、システム合計出力は800馬力、トランスミッションは7速デュアルクラッチ、車体重量は1584kg。
最高速度は370km/hという突出したパフォーマンスを持っています。

限定台数は499台、後にオープンモデルの「ラ・フェラーリ・アペルタ」が299台のみ製造されていますね。

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最後は発表されたばかりのSF90ストラダーレ。
4リッターV8ツインターボ+2モーター式ハイブリッドを持ち、出力は986馬力。
今回紹介する中では唯一の4WDというのもトピックで、かつフェラーリ初の「プラグインハイブリッド。

0−100キロ加速は驚愕の2.5秒、最高速度は時速340km/h。
現時点では価格、そして限定台数などは未発表となっています。

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