| 中国では本当にピンクのクルマが多い |
中国・上海のマクラーレンディーラーに「ピンクの570S」が展示中。
正規ディーラーに展示されているということは中国のインポーターがオーダーしたものと思われますが、意外と「ピンクのマクラーレン」は少ないように思います(そうであれば、フェラーリでは”不可”なピンクがマクラーレンでは可能ということに。もちろん標準カラーでピンクはマクラーレンにもない)。※もしくは顧客から買い取ったカスタム済み中古車両かも
ちなみにディーラーは上海の「新天地」にあり、ここは同じビル内にランボルギーニやロールスロイス、マクラーレン、パガーニなどのディーラーが入居し、公園を挟んでアストンマーティン、そしてハーマンなどチューナーも軒を並べる地域(入れ替わりが激しく、すぐにディーラーやショップも入れ替わるのですが)。
加えてルイ・ヴィトン、カルティエ、オーデマピゲ、ティファニーなどブランドショップも多数。
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台湾や香港含む中華圏の人は非常にピンクが好きで、それは車や衣類など様々な範囲に拡大。
香港の富豪の奥さんが「ピンクのロールスロイス」に乗っているのは有名ですが、中国でも「ピンクのフェラーリ」「ピンクのアストンマーティン」「ピンクのポルシェ」「ピンクのブガッティ」などとにかくピンク多数。
なぜんこんなにピンクが多いのかということについて、上述の「ピンク好き」の他に「中国における高額商品のほとんどが愛人への贈答品」であるから、という背景があるようですね。
要はお金持ちが自分の愛人にピンクの車を贈っているということで(そのため中国の”女性スーパーカーオーナー比率”は極めて高い)、欧米や日本での買われ方とは異なる、ということが挙げられます。
もちろん成功した女性が自分用に購入するケースも多いと報じられますが、中国の場合は「お金持ちになってからの歴史が浅いので」その自動車メーカーやブランドのヘリテージに共感したり理解してそのブランド品や車を購入するのではない、と思われます。
そのために「ブランドのヘリテージを無視した」こういったカスタムが多くなるのだと思われますが、これもまた「ブランドのヘリテージを反映させたカスタムを行うケースの多い」欧米や日本とは異なる部分ですね。
なお中国人の好むピンクはいわゆる「ベイビー・ピンク」が多いように思います。
参考:
珍しいランボルギーニ・エスパーダ、しかもピンクの個体がe-bayに出品中
なんでも自由にボディカラーを注文できるフェラーリ。それでも1色だけ「選べない」色は?
【まとめ】安定の中国。ピンクのヴェイロンほか、目撃された珍車、珍カスタムなど(香港、台湾含)
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なぜかピンクの車が多い中国。
しかもかなり強い色合いのピンクが人気であるようで、パステルっぽいピンクはイマイチのようですね。
そんなわけでピンクのBMW Z4ですが、ナンバーの末尾も「Z4」。
こちらはピンクのアウディA1。
関連投稿:中国にて、ピンクのポルシェ・ケイマンが目撃される。ナンバーは「I love you」の意味
中国にて目撃されたピンクのポルシェ・ケイマン。
中国人はべイビーピンクよりもこういった強いピンクを好むのが特徴ですね。
なおナンバーは「L00UI」で、これは「I love you」を表す、とのこと。
中国では他にもピンクのロールスロイス始めピンクの車が多く目撃されていますが、本当にピンクが好きなんだなあ、と思います。