イタリアよりスーパーカーの新星、「ATS GT」が登場。
これはサロン・プリヴェで公開されたもので、3.8リッターV8ツインターボエンジンを搭載し690馬力を発生。
現時点ではあくまでもプロトタイプであり、最終的には800馬力を発生できる、とも語っています。
製造は12台限定となり、スペックとしては0-100キロ加速3秒以下、最高時速329キロ。
トランスミッションはデュアルクラッチ、重量は1300キロ、とされています。
今回の「ATS GT」は1963年の「ATS 2500GT」のインスピレーションを得たものとされますが、「ATS」自体はオートモビリ・ツーリズモ・エ・スポート=Automobili Turismo e Sportの略で、期限は1962年に設立されたレーシングカーコンストラクター。
フェラーリの元従業員によって設立されるもその後倒産してしまい、以後も何度か少量生産ながらも市販車、コンセプトカーを出したりしています(活動できるのが不思議)。
なお当時のフェラーリは「給料が安く」、独り身だといいとしても、家族ができると到底養ってゆくだけの所得がなく、従って「フェラーリで下積みを行い」、その後「フェラーリにいた」という看板をもって転職活動を行うのが一般的だった模様。
転職先としてはマネッティマレリのようなサプライヤーが多く、しかしATSのように「自分たちで」会社を立ち上げるケースもあったようです。
なお、全体的なデザインとしては「比較的普通」ですが、内装のデザインや仕上げはなかなか秀逸。
テールランプのなかなかのクオリティを持っており、「ATS」ロゴを押し出すなどブランディングも意識しているものと思われます。
新興スーパーカーメーカーの多くは「外観が奇抜」なのに細部までしっかり手が入っていないことがあり、しかしこのATS GTはむしろ細部にこそその魂が宿っているようですね。
Torino DesignよりATS Wildtwelve Conceptが発表に。
30台のみで生産に移されるとのことで、リアホイールはV12エンジン、フロントホイールは2個のモーターで駆動。
システム合計は860馬力で0-100キロ加速は2.6秒。最高時速は390キロとのことです。
V12搭載にしてはかなりコンパクトに見えますね。