新世代のデザインを身にまとったBMW X2が発表
BMWが期待のニューモデル「X2」を発表。
X2は「ザ・クールX」をキャッチコピーとする通り、これまでのBMWとは異なる路線で、ソリッドかつ未来的な印象を持つのが大きな特徴となっています。
外観だと「台形」に近づき、しかも大きくなったフロントグリル、それに反して長く細くなったヘッドライト、加飾が施されたアンダーグリルが目を引きます。
X2はこれまでのBMWとは大きく異るデザインを持っている
グレードは「ベーシック(便宜上こう呼ばれているだけで、正式名称ではない)」「Mスポーツ」「MスポーツX」の3つ(日本ではどうなるのか現時点では不明)。
アクティブな外観を持つグレード、「M SPORT X」はこんな感じ
こちらは「M SPORT X」ですが、リアバンパーにもアンダーガード風のパーツが装着され、アクティブな印象に。
CピラーにはBMWのプロペラ・エンブレム。
もしかするとこれが今後他のモデルにも採用されるのかもしれませんね。
リアウインドウはクーペスタイルを強調するため、かなり「寝た」形状を持ち、それによって損なわれるであろう空力上の安定性を解決するため、サイドまでカバーする長く大きいリアスポイラーを装着(これはトヨタC-HRと同じ手法)。
サイドから見ると、リアサイドウインドウ、サイドのアンダーガード部後端が上がっており、「ウェッジシェイプ」を強調していることもわかります。
この角度だと、よりウェッジシェイプ度合いがわかりやすいですね。
ヘッドライト内部はより「ヘキサゴン」が強調された形状に。
もう「イカリング」とは呼べなくなりそうです。
フロントもそうですが、サイド、リアのロッカーパネルはかなり凝ったデザイン。
M SPORTはこんな感じ。こちらはこれまでのBMWっぽい
一方、こちらは「Mスポーツ」グレード。
ブルーのボディカラーが新鮮ですが、印象としては「これまでのBMW」に近く、ちょっとしたパーツのある無しで随分印象が変わるものですね。
フロントバンパー左右にある、三角形のエアインテークが新鮮。
テールランプは横長。
インテリアは既存BMWのモデルに比べるとやはり未来的。
金属調の加飾が増えているようですね。
こちらは各グレード間の比較。
ホイールサイズは17-20インチまでで、ベーシックモデルではクラディングが(おそらく)樹脂むき出しのブラックとなり、Mスポーツではボディ同色部分が増加。
MスポーツXではクラディングがシルバーに、というのが大きな差異のようです。
オプションも非常に多く、ダコタレザーシート、アルミニウム製トリム、パノラミックサンルーフ、LEDこのインテリアライトパッケージ、ヘッドアップディスプレイなど。
モデル展開として、欧州ではベーシックな「X2 sDrive20i(2リッター4気筒ツインパワーターボ/192馬力」から、「X2 xDrive20d」「X2 xDrive25d」といったディーゼルモデルも。
トップレンジは「X2 xDrive28i」となり、こちらは228馬力、0-100キロ加速6.3秒でこなす俊足SUVとなっています。
ぼくは「BMWはもう買うまい」と決めていたものの、ときどきBMWはこういった魅力的なモデルを出してくることがあり、その都度決心が揺らいで「つい」買ってしまうことも。
もちろんX2もその可能性を秘めたモデルですが、国内への投入、価格の発表を待ちたいところです。