| モーガン・プラス8はなんと50周年 |
モーガンが1968年に発売されたプラス8の50周年記念としてスペシャルモデルを発表。
50年も同じ車を作っているというのも驚きですが、この50年で6,000台も売れたとのことで、こちらもけっこう驚きですね。
現行プラス8(+8)はBMW製4.8リッターV8エンジンを搭載するものの、このエンジンもついに切り替えとなるようで、今回の限定モデルは「最後のBMWエンジン搭載となるプラス8」ということに。
フレームの一部はいまだに「木」製
この限定モデルはモーガンが最初に送り出したプラス8のプロダクションモデル同様にブルーへとペイントされ、フロントグリルやボンネットなどにイエローのアクセントが入る仕様。
シャシーはアルミ製(と伝統の木製部分も)で車体重量はわずか1100キロ。
これは「世界で最も軽いV8エンジン搭載車」だとされ、0-100キロ加速は4.5秒という数字(けっこう、というかかなり速い)。
↓限定車にはメーターのデザインとシンクロした腕時計が付属
モーガン(Morgan)は1913年にイギリスで創業されていますが、今に至るまで創業者一族によって経営される珍しい自動車メーカー。
多くのメーカーが倒産したり売却されたりといった中で100年以上も生き延びていることになりますね。
プラス8は上述の通り1968年誕生で、モーガンではもっとも成功したモデル。
デビュー当初はローバー製エンジンを搭載していたものの2004年に一旦生産が終了しています。
その後BMW製エンジンを獲得し2010年から生産が再開される、現在に至るまで生産が続くことに。
全長は3700ミリ、全幅1650ミリ、全高1320ミリほどとコンパクトな車体を持っており、この中にV8エンジンを押し込むというのはいかにもイギリス人が好きそうな所業ですね。
ぼくは実車を見たことはありませんが、画像を見るに内装のスイッチやメーター、外装だとヘッドライトやグリル、ホイールなどの仕上げは非常に高いレベル。
工芸品といってもいいほどの品質とデザインを持っており、機会があればぜひ触れて、できれば運転したいと思わせる車でもありますね。