| 中国専用ブランド続々登場 |
フォルクスワーゲンと、その中国の合弁相手である「JAC(江淮汽車)」とが中国向け新ブランド「SOL」を発表。
なおフォルクスワーゲンは第一汽車(FAW)との合弁も展開していますが、こちらは「ガソリンエンジン車」に関する提携で、エレクトリックカー関連はJACとの合弁となっているようです。
中国では外資自動車メーカーに対し「2社まで」合弁設立が許されており、VWはこれをフルに活用している、ということになりますね(FAWはほかにトヨタ、ダイハツ、マツダ、アウディとも合弁を展開しているので、中国側の企業には”合弁数”の制限はない?)。
まずは現地合弁相手の技術を流用
今回の北京モーターショーではホンダが中国専用ブランド「理念」からEVコンセプトを発表し、日産も中国国内向けブランド「ヴェヌーシア」からやはり新型コンセプトを発表。
中国市場の特殊性を鑑みて「中国専用ブランド」を発表する動きが加速していますが、フォルクスワーゲンもここへ「乗っかった」ということになりそう。
この「SOL」はスペイン語で「太陽」の意味ですが、それが表すとおりにクリーンエナジーを主体にしたクルマをリリースしてゆく予定で、同じフォルクスワーゲン・グループに属する「セアト(SEAT)」が開発を行う模様。※日本にセアトは未導入だが、中国ではけっこう走っている
SOL最初のモデルは「E20X」という名称が与えられ、画像の通り「エレクトリック・クロスオーバー」。
外装はけっこう普通ですが、インテリアにおいては4Gコネクティビティ、タッチスクリーン式インフォテイメントシステム、ボイスコントロール、デジタルメーターなど先進的な装備が与えられる模様。
パワートレーンはJACがすでに中国で発売しているEV、iEV7Sと同じものを使用するようで、116馬力/航続可能距離300キロ、ということが公表されています。
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