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ロールスロイスが「世界最高の車」初代シルヴァー・ゴーストをイメージした限定モデル発売。オーナーにしかわからないこだわり満載

2018/08/16

| ロールスロイスが元祖「シルバーゴースト」へのオマージュモデルをリリース |

Rolls-Royce Silver Ghost

ロールスロイスが新たに「シルバー(シルヴァー)ゴースト・コレクション」なる限定モデルを発表。
限定台数は35台のみ、ボディカラーはすべて専用色の「カシオペア・シルバー」へとペイントされていること、ブラックグリルを持つこと、ポリッシュホイールが与えられていること、が大きな特徴です。

なお、この限定モデルは初代ロールスロイス・シルバーゴーストが「世界で最も優れたクルマ」と評されたことへの敬意を表したもの。

ロールスロイス・シルヴァー・ゴースト・コレクションには随所に特別な誂が

ロールスロイス・シルヴァーゴースト・コレクションの各部は特別製。
スピリット・オブ・エクスタシー(フライングレディー)は純銀製で、そのベースには「AX201(初代シルヴァー・ゴーストの型式名)」を刻んだオークも用いられています。

「シルバー」というとすぐに酸化して黒くなってしまいそうですが、当然ロールスロイスはその対策を施しているものと思われます。

こちらのプレートも純銀製で「ロールスロイス(RR)」、「925(シルバー)」、そして「AX201」、さらにはオリジナルのシルヴァー・ゴースト発売年を示す「1907」の文字も。

ドアに内蔵される「傘」のグリップにも専用の刻印。

ホイールのセンターキャップも専用。
パっと見ると全体的に地味なロールスロイスにしか見えないものの、細部にのみ、つまりオーナーにしかわからないような場所だけに特別な仕様が与えられているのはまさに「粋(ヒドゥン・デライトというらしい)」。

そのほかは専用となる小物入れ(これもオーナーにしかわからない)、純銀を用いたコーチライン(これもオーナーにしかわからない)など、控えめながらもロールスロイスらしい仕様がもりだくさん。

初代ロールスロイス・シルヴァーゴーストはこんなクルマ

こちらが初代ロールスロイス・シルヴァーゴースト。
正式な車名は馬力をあらわす「40/50HP」で、先進性よりも「既存技術」に磨きをかけ、高い精度で製造されたクルマだとされています。
そのため製造には多大なコストがかかり、現行モデル同様に「非常に高価」であったようですが、各種レースでの勝利によって、その性能と耐久性が証明されるにあたって大きな人気を得たようですね。

生産は1906-1925年、総生産台数は6,173台とされています。

なお、車名が「40/50HP」なのにシルヴァーゴーストと呼ばれるようになったのは理由があり、当時のロールスロイスの試作車はシルバーにペイントされる習慣があったこと、そしてその車体でレースに参加した際に「あまりのエンジン音の静かさのため」そこにいないようだ、つまり幽霊(ゴースト)のようだと言われたことがルーツだとされています。

その後のロールスロイスも「ファントム(亡霊)」「レイス(やっぱり幽霊)」「スピリット(精霊)」といった名称を持ち、一定の規則性があるようですね。

 

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