| メルセデス・ベンツがAクラスに”ファースト・エディション”設定 |
メルセデス・ベンツが欧州市場向けとして、Aクラス・セダンに「ファースト・エディション」を追加。
ファースト・エディションは発売後1年間のみ受注が可能となる「期間限定販売モデル」ですが、メルセデス・ベンツおよびメルセデスAMGがニューモデル発売時に採用する手法としてすでに定着済み。
かつ、ファースト・エディションは他モデルにはない特徴を備えることで知られ、非常に人気の高い限定モデルでもありますね。
Aクラス・セダン「ファースト・エディション」はゴージャス仕様
なお、今回メルセデス・ベンツAクラス・セダンに設定されるファースト・エディションはこれまでほかモデルに設定された「スポーティー」路線とはちょっと異なって「エレガント」。
ボディカラーはホワイト、そしてLEDハイパフォーマンスヘッドライトに64色ものカラー変更が可能なLEDアンビエントライト、マルチファンクションステアリングホイール、シートヒーター内蔵スポーツシート等が追加される仕様/装備となりますが、今回特筆すべきは「カッパー」のアクセント。
これはホイールやダイヤモンドグリルに採用されるもので、これまでの限定モデルやオプションにはなかった「特別な」装備。
さらにインテリアでもアームレストやシート、ドアパネル、ダッシュボードに「カッパー」のステッチが施され、フロアマットにもカッパーのパイピングつきとされています(ダッシュボードのパネルにもカッパーのラインが入っている)。
メルセデス・Aクラスは中国向けからスタート
メルセデス・ベンツAクラス・セダンは文字通りAクラスを「セダン」に仕立て上げたものですが、初めに発表されたのは中国向けのロングホイールベース。
ただしこれは中国におけるメルセデス・ベンツのパートナー、北京汽車との合弁企業にて生産されるもので、中国人が好む「ロングホイールベース」仕様。
その後発表されたのが欧米向けのメルセデス・ベンツAクラス・セダンで、こちらは欧州向けはドイツ、米国向けはメキシコ工場で生産されており、基本的に中国向けとは別のクルマです。
メルセデス・ベンツとしては現在「高止まり」している顧客の年齢層を若返りさせたいとしており、そのために新型Aクラス・ハッチバック含めたFFシリーズを大幅拡充し、BMWやアウディの(若い)顧客を取り込もうとしていますが、Aクラス・セダンはその「本命」とも言えそう。
当然ながら価格帯は「Cクラス」の下となり、CLAと同等か、それよりも低く抑えれる可能性もあると思われますが、日本への導入が期待される一台ですね。