| ジェレミー・クラークソンが珍しくランボルギーニを評価 |
以前は「トップギア」、現在は「グランドツアー」でホストを務めるジェレミー・クラークソンの選んだ「2018カー・オブ・ザ・イヤー」はランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ、とのこと。
これはロンドンで行われたイベントで発表されたもので、ランボルギーニ研究開発部門のトップ、マウリッツォ・レッジャーニ氏がジェレミー・クラークソンから公式に表彰されることに。※ランボルギーニからのプレスリリースはこちら
4WDはあまり好きではないと考えていたが?
ちなみにジェレミー・クラークソンがランボルギーニを評価したという記憶はあまり無く、BMW M2やレクサスLFAなどFR車に対して称賛を送る傾向にある、と考えています(ミドシップや、RRであるポルシェ911はあまり好きではないように見える。基本的にじゃじゃ馬を好む模様)。
所有してきたクルマについては「ポルシェ911(ナナサンカレラ)、BMW 3.0CSL、フェラーリF355、フォードGT、アストンマーティン・ヴィラージュ、メルセデス・ベンツSL55AMG、ロータス・エリーゼ111S、ランボルギーニ・ガヤルド・スパイダー、メルセデス・ベンツCLKブラックシリーズ、マクラーレン675LT」あたりが報じられ、たしかに「ガヤルド」が入っているものの熱心なランボルギーニファンではなく、4WDについてもあまり好きではないように見られるので、今回の結果はかなり意外。
ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテはほかメディアでも「ベスト」に
なお、ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテはMotor Trendにおいても「2018ベスト・ドライバーズ・カー」に選ばれており、これはアストンマーティン・ヴァンテージ、マクラーレン720S、ポルシェ911GT2RS、シボレー・コルベットZR1含む12第の候補の中から勝ち取った栄冠となっています。
ウラカン・ペルフォルマンテは2017年のジュネーブ・モーターショーにて公開されており、それと前後して発表された「ニュルブルクリンク最速」となるラップタイム”6:52,01”が話題に。
これは圧倒的な速さを誇り、4年もの間王座に君臨したポルシェ918スパイダーのタイムを4秒近くも短縮するもので、その要となったのはアクティブエアロシステム「ALA」。
通常のアクティブエアロが「ダウンフォースを増加させる」という目的で使用されていたのに対し、「不要な際にダウンフォースを抜いて加速と最高速を向上」「左右別々にダウンフォースをコントロールしてコーナリングスピードを向上させる」という考え方を取り入れたもので、新しいエアロダイナミクスのあり方を示したクルマだと言えます。
現在はこのオープン版「ウラカン・ペルフォルマンテ・スパイダー」も登場していますが、実際に運転してみると「ライトウエイトスポーツ的な」印象もあり、ハンドリングとしてはまさに軽快そのもの。
このクラスのスーパースポーツは比較的「安定志向」のどっしりしたセッティングとなっていることが多いものの、その中でもウラカン・ペルフォルマンテのハンドリングは突出して「クイック」だと考えています。
VIA:Lamborghini