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マクラーレンの2018年は+43.9%、4,806台へ成長。なんとランボルギーニを抜き、さらにフェラーリに王手をかける可能性も

スーパーカーセグメントでこの成長率は異常

マクラーレンが2018年に4,806台を販売し、2017年に比較して43.9%の成長を記録した、と発表。

市場別に見てみると北米が「最大」となっており、実に累計5,000台以上もを販売した、と報じられています。
そして欧州は44.2%の成長を記録し、その中でもイギリスはもっとも高い49.2%増をマーク。

中国市場にアピールし続けた結果が実を結ぶ

そして驚くべきは中国市場で、なんと122.5%増へ、つまり2.2倍になった、ということですね。
構成比だと中国はマクラーレンの2018年における販売の7%を占めるに至り、この傾向をみるに、今後中国依存の姿勢をさらに強める可能性もありそう(すでに中国市場を強く意識した限定モデルも発売している)。

マクラーレンの成長はスーパーカーカテゴリでは群を抜いている

なお、マクラーレンは2017年には3,340台を販売しており、これは2016年に比べて10%増加。
そしてそこから+43.9%というのは尋常ならざる成長と言えますが、おなじくスーパーカーカテゴリではフェラーリ、マクラーレン、アストンマーティンなど「揃って」成長しており、スーパーカー市場そのものが拡大している、と言えそうですね。

なお、2017年のスーパーカー販売状況は下記の通りですが、2018年の販売台数はランボルギーニを抜いた可能性も(ランボルギーニの2018年の販売台数はまだわからない。4500台を超えたところまでは報道されている)。

2017年にはアストンマーティンがランボルギーニを抜いたことになりますが、2018年にはマクラーレンがランボルギーニを抜くことになり、この二社は驚くべきスピードで成長している、ということにもなりますね。

フェラーリ 8,398台(+4.8%)
マクラーレン 3,340台(+10%)
ランボルギーニ 3,815台(+10%)
アストンマーティン 5,117台(+58%)

なお、マクラーレン、アストンマーティンにおける成長の原動力は「2000万円代前半」のスーパースポーツが中心となっており、となるとランボルギーニも現在の車種構成や価格を見直す時期に差しかかっているのかも。

そしてマクラーレンはその中期計画にて「2025年に6000台」のデリバリーを目指すとしているものの、この勢いだと2019年には6000台を達成する可能性があり、この成長速度はマクラーレンの予想をも超えているのでしょうね。

さらにマクラーレンは「希少性を保つために」生産台数は6000台を上限とするというコメントを発していますが、こうも早く6000台に達したのであれば、その計画もまた「見直す」必要があるのかもしれません。

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