さすがにこの”オートノマス・ランボルギーニ”は遠慮したい
CGデザイナー、サイモン・ウェルズ氏が斬新な「ランボルギーニのコンセプトカー」、Autonomous Lamborghini(オートノマス・ランボルギーニ)を発表。
もはやクルマに乗るというよりは「クルマを着る」に近い印象で、クルマの中にすっぽり収まるというイメージ(クルマと人とが合体するという雰囲気に近い)。
いわば公道を走るジェットコースター
ちなみに初期のデザインはこちら。
スポンとクルマの中に入り、脚のほうが「クルマの進行方向を向いている」。
なお、コンセプトとしては、「自動運転が普及した時代に、ランボルギーニは何ができるか?」。
そしてランボルギーニらしく「A地点からB地点に移動するための道具」ではなく、エクストリームな体験ができなければならない、と考えた模様。
そこでデザイナーが考えたのが「自動運転」「ジェットコースター」「ライブストリーム」との合体だそう。
こちらが初期デザインを発展させたもの。
初期デザインでは脚のほうがクルマのノーズであったのに対し、なんと新しいデザインでは「頭が進行方向を向いている」。
しかもヘルメットを被っているとはいえどもクルマの先端から頭が露出するというエクストリームな構造を採用しています。
そして「自動運転」なのでドライバーというか乗員はクルマの操作を行わず(操作するためのデバイスがない)、上を向いてクルマに収まり、あとは「しがみつくだけ」。
なお、パワートレーンは「100%エレクトリック」、つまりバッテリーとモーターとによるものです。
このオートノマス・ランボルギーニの全高はわずか63.5センチで、デザイナー氏いわく「トレーラーの下に潜り込むことも可能で、ハリウッドのアクションスター並みの気分が味わえる」。
そして車両にはスクリーンそしてネット接続機能が備わり、走行している状況をシェアできるとしています。
ターゲットとしては18-45歳の「刺激を求める層」とのことですが、この上ない体験ができそうなクルマですね。
このオートノマス・ランボルギーニに装備される完全自動運転機能は「理論上では100%安全」とのことですが、間違いなく”チビる”ようなシチュエーションも出てくることになりそうです。