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テスラ自身が作ったとしてもここまで美しいクルマはできないだろう。コーチビルダーによる「テスラ・モデルSシューティングブレーク」いよいよ発売

2019/02/26

ルーフからリアにかけてのデザインはこの上ない美しさを持っている

昨年より製作が発表されていた「テスラ・モデルSシューティングブレーク(ワゴン)」市販モデルが完成し、ジュネーブ・モーターショーにて展示される、とのこと。

これはオランダのコーチビルダー「RemetzzCar」によるコンプリートカーで、その顧客であるフローリス・デ・ラード氏が注文した車両。

本来はワンオフモデルの予定だったそうですが、RemetzCarは20台のみを限定にて生産する、とアナウンスしています(以前は10台のみだとも言われていた)。

まるでテスラ純正、もしくはそれ以上の仕上がりに

なお、今回公開されたテスラ・モデルSシューティングブレークの画像を見ると、「まるで最初からこの姿であったかのよう」。
つまりはそれほど自然に仕上がっているということで、これがカスタムカーだとは思えないほどです。

フロントのエンブレムはRemetzCar独自のものへ入れ替え済み。
ボディカラーもテスラの純正ラインナップでは用意されないもので、英国風な「シューティングブレーク」に似合っていると思います。

リアもまったく自然。
当然ですが、リアハッチはガバっと開く構造であり、かなりな大改装を経ていることがわかりますね。

リアフェンダーからテールゲートへのラインの繋がり方や、リアウインドウ下端の形状(真っ直ぐではない)は秀逸。

フロントフェンダーのエンブレム、そしてホイールのセンターキャップもRemetzCar専用へ入れ替え。

リアワイパーはルーフスポイラーの内側に格納されるという芸の細かさ。
ナンバープレートはオランダ登録であることを示しています。

ルーフとピラーとの間の「段差」、そしてその段差とルーフスポイラーとを組み合わせる手法は非常に独特で、もしテスラが自社で「モデルSシューティングブレーク」を作ったとしても、ここまで美しくデザインはできないだろう、という感じるほど。

サンルーフの形状、そしてフロントウインドウからサンルーフを取り囲むモールの形状、サイドウインドウのモール形状もこれまた素晴らしいと思います(場所によってその太さを変えるというのは、なかなかできるものではない)。

テスラ・モデルSシューティングブレークのインテリアはこうなっている

そしてこちらはテスラ・モデルSシューティングブレークのインテリア。
おそらくは「総張替え」だと思われますが、ベージュとボディカラー(グリーン)とのマッチングは非常に良いようです。

なお、グローブボックス内部の「グリーン」もナイス。

ダッシュボードにはRemetzCarのエンブレムが見られるものの、ステアリングホイールのセンターパッドのエンブレムは「テスラ」のまま。

ワゴン化された部分の内装もしっかり作り込まれています。

サイドステップにもRemetzCarの刻印が施されたキックプレート。

全体的に見て貴族的な雰囲気が漂うコンプリートカーであり、これを「欲しい」と思う人もたくさんいそうですね。

なお、価格については不明ではあるものの、少なくとも「モデルSの車両本体価格2台分」くらいの価格となるのは間違いなさそうですね。

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