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BMW M8/M8コンペティションが日本でも発売。8シリーズに比較して「320i一台分」の価格差は納得できるか?その詳細を見てみよう

2019/07/01

| 値下がり率もM8のほうが低いと思われ、M8は割高とは言い切れない |

BMWジャパンが「M8」「M8コンペティション」を日本国内にて発表。
つい先日もX7、新型7シリーズ、X3 M/X4 Mを発売したばかりであり、ニューモデルが続くことになりますね。※BMWジャパンによるM8のコンテンツはこちら

なお、価格はBMW M8が22,300,000円、BMW M8コンペティションでは24,330,000円という設定です。
スタンダートな8シリーズの価格が「1714万円」なので、そこには3シリーズ1台分くらいの価格差があるということに。

本国ではM8クーペそしてM8カブリオレとが同時発表となっていますが、今回日本だと「M8カブリオレ」の発売はアナウンスされておらず、導入が見送られるか、もしかすると「導入ナシ」なのかもしれませんね。

新型BMW M8の内容はこうなっている

BMW M8は当然ながら8シリーズ(M850i xDrive)と多くを共有しますが、エンジンは両者とも同じ4.4リッターV8ツインターボ、そしてトランスミッションも同じく8AT、駆動方式も同様に4WD(xDrive)。

出力はM850i xDriveが530馬力、M8では600馬力という差があるものの、「516万円分」の差があるのかどうかを見てみましょう。

BMW M8は外観よりも機能面での変化が大きい

M8は「M」を主張するために「ダブル・バー」を採用したキドニーグリル、ボディ側面のMギル」、「M(ドア)ミラー」、リアスポイラー、専用ホイールなどMモデル専用装備を持っています。

M8コンペティションになると、キドニーグリル、モデルバッジ、ドアミラー、リアスポイラーがハイグロスブラック仕上げに。

そしてM8最大の特徴は外観よりも「機能」にあり、Mモデルに初採用されるというM専用インテグレーテッド・ブレーキ・システムが大きなトピック。
これは「アクセル全開時の高負荷条件下でも優れた安定性を実現する」ことを目的に開発されたといい、これもMモデルでははじめて「ブレーキの効き具合」を調節することが可能に。

これはアクセルの踏み込み量に対しての反応を変更できる”ドライブモード”同様、ブレーキペダルの踏み込み量に対するブレーキの効きを変更できるもの。

そしてもうひとつ新しく採用された機能としては「Mモード」。
これはメーターパネルやヘッドアップディスプレイ、ドライバーアシストの介入レベルを変更することが可能となります(ROAD、SPORTの二種類)。

「Mディファレンシャル」によって後輪駆動に

そしてM5にて採用された「M xDrive」がM8にも採用され、これは前後へのトルクを無断階に、かつ自動的に振り分けるもの。
通常時より後輪へと重点的にトルクが配分されますが、デフォルトの「4WD」モード、「4WD SPORT」、そしてDSCオフ、加えて後輪駆動となる「2WD」モードがあり、この2WDモードを選択すると「ドリフト許容」の設定へと変更されます。

M8のインテリアは通常モデルにない豪華さを持つ

さらにM8のインテリアは、BMWいわく「モーター・スポーツ由来のアグレッシブなデザインと、ラグジュアリーな優雅さを兼ね備えている」とのことで、質の高いレザーやカーボンファイバーなどが使用され、「スポーツシート」の採用で見た目の特別感も向上。

BMW M8の主要諸元はこうなっている

以下はBMW M8/M8コンペティションのスペック。
ハンドルは右/左両方を選べるそうですが、売却時を考えると(国外に売れるので)左ハンドルを選んだほうが良さそうだ、とは思います。

M8M8コンペティション
車体サイズ全長4,867ミリ
全幅1,907ミリ
全高1,362ミリ
全長4,867ミリ
全幅1,907ミリ
全高1,362ミリ
車両重量1,885kg1,885kg
エンジン4.4リッターV84.4リッターV8
出力600PS625PS
トランスミッション8速AT8速AT
価格22,300,000円24,330,000円

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