| 単に「車高を上げたA1」ではない、ワイルドなルックスが魅力 |
アウディが突如としてブランド最小のクロスオーバー「アウディA1 シティカーヴァー(シティカーバー/Citycarver)を発表。
ベースはアウディA1スポーツバックで、35ミリ車高を上げた「クロスオーバー」。
前後バンパーはよりアグレッシブになり、かつタイヤの外形も大きくなったことでオフロードテイストが増加していますが、「Q1」でも「A1オールロード」でもなく「A1」のまま「シティカーヴァー」という名称を用いてきたのはけっこう意外。
ただ、アウディはもちろん明確な意図をもってこの命名を行っているようで、その内容を見てみましょう。
都市部での移動に特化した、「オフロードよりもシティ派」クロスオーバー
A1シティカーヴァーは車高が上げられた他、前後バンパーにアルミ風そしてスキッドガード風の加飾が追加され、サイドステップもロックガード風に。
ホイールアーチにもモールが取り付けられてオフロード風味が増加しています。
なお、「コントラストルーフ」を採用するのもA1シティカーヴァーの特徴で、ボディカラー9色に対し、コントラストルーフのカラーは2色。
フロントグリルはA1の「六角形」からQモデルと共通の「八角形」に。
なお、グリル内のメッシュは立体的な形状となり、なかなか格好良いと思うものの、反面「大変洗いにくそうな」形状でもありますね。
なお、こちらがベースとなる「A1」ですが、かなり雰囲気が違うこともわかりますね。
仕様としては「ベーシック」「アドバンスト」「デザインセレクション」「S-Line」が用意されているそうですが、公開された公式画像はおそらくS-Line、かつエンブレム含む各部がピアノブラック仕上げとなる「ブラックスタイリングパッケージ」を装着しているものと思われます。
グリル上の(ボンネットとの境界にある)スロットも専用形状ですね。
現在エンジンラインアップについては公開されておらず、しかしおそらくはA1と同じ1.4リッターターボをメインに、エントリーグレードには3気筒が用意されるのかもしれません。
オプションだと「ダイナミックパケージ」が用意され、これはブレーキキャリパーがレッド(アウディにしては珍しい)となり、ダイナミックハンドリングシステム、調整式ダンパー、サウンドアクチュエーター(これは何なのか不明。フェイクサウンド?)が追加になる、とアナウンスされています。
インテリアも基本的にA1をベースとしているものの、いくつか装飾が追加され、アクセントとして「ミント」「カッパー」「オレンジ」「シルバーグレー」が追加。
A1には装備されない「LEDによるアンビエントランプ」もメーターフード脇、センターコンソール、ドアパネルに組み込まれ、これもプレミアム感を増している部分でもありますね。
もちろんフルデジタルメーター「バーチャルコクピット」を装備し、MMIも最新に、そしてコネクティビティも強化されています。
A1シティカーバーの発売は本国だと2019年秋を予定しており、初回限定モデルとして「エディション1(画像)」が用意される、とのこと。
VIA:AUDI