| あれも純正、これも純正 |
ジープは「グラディエーター」を発売していますが、これはいまのところ日本では未発売。
”グラディエーター”はジープ・ラングラーのピックアップトラック版といえるもので、「26年ぶりの復活」を遂げたモデル。
発売当時(2018年末)は大きな話題となっていますね。
そしてグラディエーター発売と同時に発表されたのが豊富なオプション群「モパー」。
ジープはじめFCA(フィアット・クライスラー・オートモビル)の車両向けに販売されるオプションパーツ群は「MOPER(モパー)」と呼ばれ、これの語源は”モアパワー(MORE POWER)”。
その名からもわかるとおり、ノーマルでは満足できないカスタム野郎御用達ブランドがモパーということになります。
ジープはカスタムカーのショーにもオプション装着車両を積極出展
そして今回ジープが語っているのが「グラディエーターはジープ史上、もっともオプションが装着される車になるだろう」。
現在のところ、グラディエーターを注文しているオーナーは平均で1000ドルのオプションを選んでいると言われますが、これは11万円ほどで「けっこう少ない額」。
ただしジープとしては、「ここからの伸び」に期待しているようで、ジープ自らがSEMAショーや年一回のジープイベント「ジープ・サファリ」等でプロモーションを行い、「どんなパーツがあるのか」「どうカスタムすべきか」を周知してゆく、としています。
こちらのグラディエーターは前後バンパーレス、かつオフロードタイヤが装着。
バイクを乗せるためのレール等も装着されていますね。
インテリアはカッパーアクセント。
もちろん、これらすべてが「純正オプション」で対応可能です。
こちらはリアの荷台部分にラックを乗せた状態。
ルーフ、ドアが取り外され(簡単にこれらが外せるのがラングラーやグラディエーターの魅力でもある)、ドアはパイプに置き換えられています。
サスペンションはリフトアップされ、タイヤも大径化。
これもまた純正というのは驚きですが、スポーツカーやSUVなど嗜好性の強いクルマを所有する人々は特にカスタム意欲が強いと思われ、さらにオプションはメーカーにとっても儲けネタであるので、ジープにとっては「どんどんカスタムしてほしい」というところなのでしょうね。
ボンネット上にはジープの「7スロット」にヘッドライトをアイコン化したマーク。
このマークはウインドウなどいくつかの場所に用いられていて、これもジープの遊びゴコロが感じられるところ。
LEDランプ等のオプションも多彩にラインナップ。
かなりな人気だと言われるのがこのパイプドア。
たしかにワイドな雰囲気満点で魅力が感じられるオプションですね。
これくらいの仕様であってもパイプドア、サスペンション、ホイール、タイヤ、リアのベッド上に設置したラック等が装着されており、すぐに150万円くらいは飛んでゆきそう。
今年のSEMAはおそらくスープラ同様に(メーカー純正、ショップともども)グラディエーターも相当数が出展されることになると思われますが、どういった仕様が出てくるのか楽しみではありますね。
どノーマルのグラディエーターはこんなクルマだ
そしてこちらは「ノーオプション」つまり完全ノーマル状態のグラディエーター。
やはりこの状態では上の画像に比較して「寂しい」と言わざるを得ず、そしてジープが「フルオプションの」格好良いグラディエーターを見ると、やはり「オプションを装着しようかな」と考えることになりそうですね。
さらに今回のオプション群は「ちょっとづつ」でも追加することが可能なので、何かの折に追加してゆくと、気づいたときには相当な額になってしまうのかもしれません。