| アヴェンタドールSロードスター 50th Japan アニバーサリー・エディションは極度にコレクション価値が高い |
ランボルギーニは2017年に日本導入50周年を記念し、「5台のみ」それぞれ個別のカラーを持つ”アヴェンタドールSロードスター 50th Japan アニバーサリー・エディション”を発売していますが、なんとそのうちの1台、”地”が中古市場に登場。
販売サイトの情報を見るに走行距離は2000km、販売価格は6800万円という条件ではあるものの、このカラーリングは「世界に一台」でもあり、もっと高い値付けでも売れそうに思います(それだけの価値はある)。
アヴェンタドールSロードスター 50th Japan アニバーサリー・エディションはこんなクルマ
このアヴェンタドールSロードスター 50th Japan アニバーサリー・エディションは、2017年に開催された「ランボルギーニ・デイ」にて大々的に公開されたもので、翌2018年より納車開始。
「水」「地」「風」「空」「火」という、日本を象徴するそれぞれのテーマを持つ5台となり、それぞれのテーマにはそれぞれのカラーが割り振られています。
そのカラーは火=レッド、水=ブルー、空=ホワイト、地=グリーン、風=ライトブルーとなり、それらをベースにブラックをグラデーションにて用いていることが最大の特徴。
なお、この塗装は10人の職人が延べ170時間をかけて行うとされていて、とんでもなく手間のかかるペイントではありますが、ランボルギーニにとって日本は「2番目」もしくは「3番目」に大きな市場でもあり、それがこの特別なアヴェンタドールSロードスターの企画に繋がったのでしょうね。
そのほかAピラー、ルーフトップはエクスポーズドカーボン(織り目の見えるカーボン)製、ホイールにはそれぞれのカラーを反映したラインが入り、リアフェンダーには「50 JAPAN」のバッジが装着されます。
インテリアカラーは「Nero Ade」レザー、「Nero Cosmus」アルカンターラとのコンビ、そしてそこに各モデルならではスペシャルカラーが追加。
内装のカスタムは6人のスペシャリストが100時間をかけて実現されたもので、シートのみではなく細部に至るまで専用の仕上げが採用され、たとえばエンジンスターターボタンのフリッパーはボディカラーと同じグラデーション仕上げです。
リアバルクヘッドには、それぞれのテーマ 「水」「地」「風」「空」「火」を記した、ヘキサゴン形状を持つカーボン製のプレート付き。
ステッチや生地の切り返しなどにも個別のテーマが反映されます。
クルマというよりは芸術作品
このシリーズは画像ではその美しさがうまく表現できないのが残念で、しかし実際に目にするとこの世のものとは思えない美しさを持っていて、まさに一生モノのコレクションだと言えそう。
今回の売り物件についても、海外からのオファーが多数押し寄せるのかもしれません。
なお、こちらはホワイトをベースにしたアヴェンタドールSロードスター 50th Japan アニバーサリー・エディション「風」。
やはり例えようのない芸術性を持っていて、シリーズ中もっとも美しいとぼくが考えている個体です。