| 「小さい」改め「Tさい」SUVが登場 |
フォルクスワーゲンが待望のコンパクトSUV、T-CROSSを日本市場に導入。
価格については299,000円からに設定し、かなり競争力があるプライシングだと言えそうです。
なお、フォルクスワーゲンは「小さい」ではなく「Tさい」とT-CROSSを表現しており、キャッチコピーはズバリ「Tさい SUV」。
ちなみにボディサイズは全長4,115ミリ、全幅1,760ミリ、全高1,580ミリ。
そのサイズはたしかに”Tさく”、トヨタC-HRの全長4,385ミリ、全幅1,795ミリよりもコンパクトです。
フォルクスワーゲンT-CROSSは日本市場にマッチしそうだ
まず、フォルクスワーゲンによると、T-CROSSの特徴は下記の通り。
・MQB の採用で、コンパクトな SUV に広い室内空間と荷室スペースを実現 ・スクエアで力強いエクステリアと、広々として柔軟性を備えたインテリア ・個性を出せる「デザインパッケージ」の採用により、内外装の組み合わせが 21 バリエーション ・上級モデルに匹敵する先進安全・快適装備を採用し、高い安全性と快適性を実現 ・俊敏な走りと優れた燃費性能を両立 |
採用されるプラットフォームはゴルフと同じモジュラー式「MQB」。
アウディのFFモデルにも採用され、高い剛性と軽量性、そして広い室内については定評のあるプラットフォームです。
外観はコンパクトながらも凝縮感のあるスタイルで、最近のVWが好んで採用する「水平基調」デザインを用いることでワイド感を演出。
さらにボディ下部、前後バンパー下部をブラックとすることで警戒感を演出し、ロックガード風のデザインを前後バンパーに採用することでSUVらしいアクティブさを演出しています。
テールランプもボディ幅ギリギリまで広がるエレメントの中に格納され、やはりワイド感、そして力強さを感じさせるところ。
ちなみにボディカラーはピュアホワイト、ディープブラックパールエフェクト、エナジェティックオレンジメタリック、ライムストーングレーメタリック、フラッシュレッド 、リーフブルーメタリック 、マケナターコイズメタリック、ダークペトロール の8色展開。
採用されるエンジンは1リッター3気筒TSIで、出力は116PS、トランスミッションは7速DSG。
燃費はWLTCモードでリッター16.9kmを誇ります。
フォルクスワーゲンT-CROSSは装備も充実
今回発売されたのは「T-CROSS TSI 1st(2,990,000円)」と「T-CROSS TSI 1st Plus(3,359,000円)」。
両方とも装備は充実していて、ざっと見てみるとアダプティブクルーズコントロール、スタティックコーナリングライト、リヤビューカメラ、パークアシスト、ブラインドスポットモニター、パークディスタンスコントロール、リヤトラフィックアラート、ポストコリジョンブレーキシステム、LEDヘッドライト、スモークガラス、2ゾーンフルオートエアコン、インフォテイメントシステム、ETC車載器、モバイルオンラインサービス、スマートエントリー&スタートシステム、スマートフォンワイヤレスチャージングシステム、LEDテールランプなど。
ざっとその内容を見るに、「もう買い足すものはないな」という感じ。
国産SUV、たとえばトヨタC-HRやマツダCX-30では「オプション扱い」の装備も最初から装備され、たぶん乗り出し価格としてはそれらと同じか、オプション次第ではむしろ安くあがるくらい。※日本車はカーナビ、ETC車載器などがオプション設定とされている場合が多い
これで売れなければ日本はおかしいんじゃないか?と思えるほどコストパフォーマンスが高い、そして魅力あふれるクルマであり、フォルクスワーゲンにとっては「ここ最近で、もっとも期待のかかる新型車」だとも言えそうです。
ボクらの街にもT-CROSSがやってくる
なお、フォルクスワーゲン・ジャパンではT-CROSS発表を記念し、全国にT-CROSSを展示する「T-CROSSキャラバン」を実施。
2019年12月7日~2020年1月26日の間にて展示を行う、としています。
展示そのものは特設会場ではなくフォルクスワーゲン正規ディーラーにて行われ、全国183拠点に展示するという大規模なキャンペーンとなるようですね。
なお、フォルクスワーゲンはT-CROSSのプロモーション動画も公開(日本語キャプション付き)。
VIA: VolkswagenGroupJapan