| 今回発表されたニューモデルは”もみじ饅頭”だけだった |
さて、マツダは本日1月30日に「100周年」を迎えましたが、どうやら期待された「新型スポーツカー」の発表はない模様。
ただし、マツダはプレスリリースにて「3月に開催されるジュネーブ・モーターショーでは、創立100周年をテーマにした出展を行う」と発表。
さらに5月22日から24日には「マツダオープンデー2020」を開催する、としています。
ここで気になるのはやはり「ジュネーブモーターショー」。
「新型車の発表」とは記されていないものの、マツダのこれまでの歴史を振り返りつつも「未来」を示す内容になると思われ、となるとなんらかのコンセプトカーもしくはニューモデルの発表があるんじゃないかと期待しています。
なお、今回100周年を迎えるに当たり、マツダの丸本明社長が発したコメントは下記の通り。
「マツダは100年前にコルクの製造で創業し、その後、自動車の製造の道に進みました。今では130を超える国・地域のお客さまにマツダ車をご愛顧いただいております。長い道のりの中、良いときも、厳しいときも、お客さまをはじめ、販売会社さま、お取引先さま、ビジネスパートナーさま、地域の皆さまなど、ステークホルダーの皆さまからの支えがあったからこそ、今日という日を迎えることができました。全ての皆さまに心より感謝申し上げます。次の100年に向け、私たちは人を第一に考えた『人と共に創る独自性』を大切にしてまいります。関係する全ての皆さまとの協業や共創を強化しながら、お客さまに愛着を持っていただける独自性あふれる商品・技術・顧客体験の創造に、今後も挑戦し続けてまいります」
マツダ
マツダはこういった歴史をたどっている
マツダはトヨタ自動車の「83年」よりも長い歴史を持っているということになりますが、そのスタートは「東洋コルク工業株式会社」として。
つまりメルセデス・ベンツのように最初から自動車製造を行っていたわけではないということで、マツダの最新モデルにして”未来”でもあるピュアエレクトリックカーは、マツダのルーツを表す意匠として「コルク」が内装に使用されているのは興味深いところ。
そして社史をたどると1929年にはじめてエンジンを試作し(ただしバイク用)、1930年にははじめてのバイクを試作、そして30台を販売。
つまりマツダが初めて作った乗り物はクルマではなく「バイク」だったということですね。
その後1927年には「東洋工業株式会社」へと社名変更し、1931年には初の3輪トラック、その名も「マツダ号」の生産開始。
試作車ながらも最初の4輪製造は1940年。
1950年には4輪トラック「CA型」発売。
これまでは「ひたすら3輪」を作っていたようです。
ただしそこからもずっと3輪を作り続け、この次の4輪が「ロンパー(1958年)」。
こうやって見るとマツダはほとんど商用車ばかりを作ってきたとおうことになりますが、初の乗用車が「R360クーペ(1960年)」。
そして1967年には、マツダの技術を世界に知らしめることになったロータリーエンジン搭載スポーツカー「コスモスポーツ」登場。
なお、ロータリエンジンについては1961年にバンケル社と技術提携を行っているので、実際にそれを搭載した市販車を搭載するまでには6年の歳月を要しているということになりますね。
さらに1978年には「サバンナRX-7」。
1980年には売れに売れた「ファミリア」登場。
1984年には現在の「マツダ株式会社」へと社名変更を行い、1989年には多くの自動車メーカーの考えを改めさせ、BMW Z3やポルシェ・ボクスター登場のきっかけとなったとされる「ユーノス・ロードスター」を発売。
1991年には日本車で初めてル・マンの総合優勝を飾った「マツダ787B」。
2019年には新世代エンジン「SKYACTIV-X」を搭載したマツダ3が登場。
マツダは「100周年記念サイト」をオープンさせていますが、随時こちらのコンテンツは更新されてゆくことになりそうです。
ひとまず「100周年記念」としての商品は”もみじ饅頭”しか発表がなかったものの、「ジュネーブ」へと望みが繋がれたということになり、もうしばらく様々な予想にて楽しませてくれる時間が残されたことになりますね。
マツダは本日でちょうど100周年!記念商品として発売されたのは「もみじ饅頭」!!1年間の期間限定販売、価格は税込み1100円
VIA:MAZDA