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【限定12台】ベルギー限定、マツダ・ロードスター「Toji(冬至)」登場。1967年のコスモスポーツに捧ぐレトロスペシャル

| 欧州では35周年記念モデルが未導入の中、ファン垂涎の限定ロードスター(MX-5)が誕生 |

Image:Mazda St-Michel / Gisèle Racing

| 欧州では35周年記念モデルが未導入の中、ファン垂涎の限定ロードスター(MX-5)が誕生 |

このマツダ・ロードスター「Toji「冬至)」は「オプションを付与した」ありがちな特別仕様ではない

さて、少し前にはベルギーのマツダ正規ディーラー、マツダ・サン・ミッシェル(Mazda St-Michel)と現地チューナーであるジゼル・レーシング(Gisèle Racing)とのコラボレーションによってマツダ・ロードスター「Geshi(夏至)」が限定にて製造販売されていますが、今回はそれに続く「冬至」が登場することに。※現地ではロードスターではなくMX-5を名乗る

参考までに「Shubun(秋分)」も発売済みなので、あとは「Syunbun(春分)」の登場を待つばかりなのかもしれません。

その価格828万円。欧州マツダディーラーが24台限定、内外装にシャシーまでをアップグレードした「MX-5 Geshi」を発売。日本の「夏至」を意味し、「春分」も発売されるそうだ
その価格828万円。欧州マツダディーラーが24台限定、内外装にシャシーまでをアップグレードした「MX-5 Geshi」を発売。日本の「夏至」を意味し、「春分」も発売されるそうだ

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ベルギー限定、マツダ・ロードスター「Geshi(夏至)」はこんなクルマ

そこでこのマツダの誇るライトウェイトスポーツカー、ロードスターのベルギー限定モデル「マツダ・ロードスター Geshi(夏至)」を見てみると、まずコンセプトとしては1967年に登場したマツダの名車「コスモスポーツ(Cosmo Sport 110S)」へのオマージュ。

限定わずか12台のみが生産されるという超レアモデルです。

目を引くレトロなエクステリア:クラシック感漂う17インチホイールと特別塗装

ロードスター Tojiの最大の特徴は、そのヴィンテージ感あふれるデザイン。

外装は匠塗TAKUMINURI第4弾、「アーティザン・レッド・プレミアム・メタリック(深みのあるレッド)」にて仕上げられ、これはつまり”ロードスター 35周年記念車”と同じカラー。

また、BBSスタイルを持つボーべt製17インチアルミホイールを採用し、ツートーン仕上げによってスポーティさとクラシックな佇まいが絶妙に融合しています。

コスモスポーツのDNAを継承したインテリア

車内には、1960年代のマツダを彷彿とさせるヘリテージデザインがふんだんに盛り込まれ、シートとダッシュボードには、「Exclusive Heritage Cosmo」仕様の千鳥格子(ハウンドトゥース)柄ファブリックを採用。

さらに、ステアリングとシフトノブには本木目のアクセントが施され、ヴィンテージ感をこれでもかというくらいに演出しています。

そのほか、オリジナルの刺繍が入った専用フロアマットなど、細部にわたってこだわり抜かれた仕上がりが見られ、作り手としても「楽しみながら」このクルマの仕様の決定に取り組んだであろうことがわかりますね。

搭載エンジンと足回り:ベースは1.5Lながらビルシュタイン製ダンパーにて走りを強化

搭載されるパワートレインは1.5L 直列4気筒エンジン(欧州では2Lエンジンも選択できたが、今は排ガス規制の関係で選べない。ちなみにGeshiには2Lエンジンが積まれる)。

パワフルとは言い難いものの、ビルシュタイン製ダンパーの採用によりハンドリングはしっかりとチューンされています。

価格と生産数:特別感を支えるのは「限定12台」という希少性

このロードスターTojiの価格は€43,333(現在の為替レートでは約737万円)に設定されており、これはベルギーで販売されているベースの1.5L MX-5に比べて€11,543のアップなのだそう。

生産台数はたったの12台、すべの個体は2025年末までに納車予定であるとアナウンスされており、コレクターやMX-5(ロードスター)ファンにとって見逃せない存在となりそうです。

まとめ:MX-5ファン必見のレトロエディション「Toji」は、未来へ続くマツダのクラシック・スピリット

この「MX-5 Toji」は、単なる見た目のカスタムにとどまらず、マツダの歴史に対する深いリスペクトと現代の走りを融合させた“動くアートピースでもあり、欧州では35周年記念モデルが登場しなかったことで寂しさを感じていたファンにとって、まさに心を満たしてくれる一台となりそうです。

御存知の通りマツダ・ロードスターは世界中で愛される名車ですが、各国各地でそれぞれ独自の愛され方が見られ、これまでにも「各地のディーラー企画」による限定モデルがいくつか発売されており、今後も続々と(ND世代の有終の美を飾るにふさわしい)特別仕様車が誕生するのかもしれません。

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参照:Mazda St-Michel / Gisèle Racing

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