| すでにプロトタイプはお披露目されていると言うが |
さて、日産は「新しい日産ロゴ」「新しいZロゴ」を出願しており、なにやら新しい動きが見られる予感。
そしてフルモデルチェンジ版となる新型フェアレディZについては様々なウワサが聞こえるようになり、すでにプロトタイプが全米のディーラーミーティングにて公開されたというウワサも(画像がGripzコンセプト)。
すでに次期日産フェアレディZの試作車が存在していた!「フロントはS30、リアはZ32、シルエットは現行Z」。ニスモ版は500馬力に達するとも
このプロトタイプについては「フロントがS30風、リアはZ32風」とも言われ、この情報が確かであれば「新型フェアレディZはレトロなデザイン」を採用する可能性が大きそう。
さらに、日産が申請した新しい「Z」ロゴは、実際にS30時代のフェアレディZに採用されていたものとよく似たフォントを用いており、モロモロ総合すれば「やはり新型フェアレディZはレトロ路線」となるのだろう、という推論が成り立ちます。
技術的には実現可能性が高い
そして今回、12年ぶりに(もしかすると13年ぶり)モデルチェンジを行う新型フェアレディZについての新しいウワサが出てきていて、これによると搭載されるエンジンはインフィニティQ60(スカイラインクーペ)、日本だとスカイライン”R400”に搭載される3リッターV6ツインターボ(VR30DETT)を搭載し、400馬力を発生する、とのこと。
なお、トランスミッションについてはATのほか「マニュアル」も用意されると言われ、0-100km/h加速は4.5秒をマークすると言われています。※ちなみにトヨタGRスープラは4.3秒なので、新型フェアレディZはスープラとタメを張れそう
なお、ここでふと思い出すのが日産が2018年のSEMAにて公開した400馬力のフェアレディZ、「クラブスポーツ23」。
これには400馬力を発生するVR30DETTが搭載され、トランスミッションは「マニュアル」。
ちなみにVR30DETTを積む市販車(インフィニティQ60、日産スカイラインとも)には現在ATしかなく、しかし日産はすでにクラブスポーツ23でこれを実現した実績を持つので、今回のウワサについてはけっこう信憑性が高いとも考えています。
さらにインフィニティQ60、日産スカイラインに比較しても新型フェアレディZがコンパクトで軽いということは想像に難くなく、相当に刺激的なクルマとなりそうで。
加えて話はこれにとどまらず、新型フェアレディZのニスモバージョンは更にパワフルになり、サスペンションやブレーキ、シャシーがアップグレードされることで究極のハンドリングマシンとなる可能性も。
現時点で発表のスケジュール等はわからないものの、おそらくは12ヶ月以内に発表されることになり、新型フェアレディZは「新しい日産ロゴを採用する第一号」になるのでは、とも言われています。
現在、日産は日系自動車メーカーの中では「もっとも儲からないメーカー」となってしまい、かつフェアレディZやGT-Rも「下から数えたほうが早い」ほど売れていないクルマになっていて、そういった状況を考えると、新型フェアレディZに採用されるプラットフォームはおそらくインフィニティQ60との共有となりそう(Z33以降は基本的にそうだった)。
Zと双璧をなす日産のスポーツカー、GT-Rについてはまだまだ新型発表の声を聞くことができそうになく、ひとまずはこの新型フェアレディZに期待を寄せたいと思います。
VIA: Autocar