| 作成したのは学生ではあるものの、ケーニグセグCEO、そしてデザイナー監修済みの作品 |
ケーニグセグはここ最近急激にラインアップを拡大しており、レゲーラに加えてジェスコ、そしてジェメラを追加。
この背景にあるのはやはりNEVS=ナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデンとの資本提携だと思われ、これによってケーニグセグは多額の資本を獲得でき、開発や生産余力が飛躍的に拡大したと言われます。
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ケーニグセグが「元」サーブの親元であるNEVSと提携し新会社設立。「これでハイパーカーをガンガン開発・生産できる」
提携は生産規模拡大のためのようだ ハイパーカーの製造で知られるケーニグセグが「元サーブの母体」であるNEVS=ナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデンと新しいジョイントベンチャーを立ち上げる ...
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ケーニグセグは開発の手を緩めない
さらにケーニグセグは新たなハイパーカーを発売する意向を持っていると見え、「デザインチャレンジ」を開催するなど積極的な動きを展開中。
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ケーニグセグが「スケッチチャレンジ」開催。発売が予定される「エントリーレベル」のハイパーカーはこんな感じに?
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そして今回は新たなるハイパーカーのレンダリングが公開されていますが、これはケーニグセグの新デザイナー、サシャ・セリパノフ氏が設立したデザインスタジオ”RAW”、さらにケーニグセグのクリスチャン・フォン・ケーニグセグCEO監修のもと、イーサ・ムストネン氏が卒業制作として作成したものだそう。
なお、ケーニグセグはNEVSとの提携によっていくつかのベンチャーを立ち上げるとも報じられていますが、そのひとつが”RAWデザインハウス”なのかもしれませんね。
ちなみにサシャ・セリパノフ氏はフォルクスワーゲングループに在籍していた際にはブガッティ・シロン、ランボルギーニ・ウラカンのデザインに携わっており、その後ヒュンダイに移籍。
しかしながらヒュンダイが肌に合わなかったのかすぐにヒュンダイを辞したのち、ケーニグセグへと移っています。
そして今回の「新型ケーニグセグ」コンセプトですが、一見しただけでかなり小さいとわかるクルマ。
詳細について公開されておらず、なんとも判断が難しいものの、ケーニグセグは「ちょっと安めの」ハイパーカーを発売する意向を持っていて、現在その方向性を模索中なのかもしれません(NEVSとの提携ももちろん、ハイパーカーを量産するため)。
さらにこれまでのケーニグセグとは大きく異なる「直線的な」デザインを持ち、パワーは”控えめな”700馬力、しかし重量は700kgと超軽量(つまるところパワーウエイトレシオ1:1)。
なお、ルーフはケーニグセグらしい「ダブルバブル」、ウインドウは「ラップアラウンド」。
ボディ下半分は直線的、しかし上半分は曲面を多用するという面白いデザインですね。
エンジンはジェメラに搭載される2リッター3気筒フリーバルブを想定している、とのこと。
エンジンが非常にコンパクトであるためかリアディフューザーを大きく取ることができたようで、アストンマーティン・ヴァルキリー並みの巨大さを持っています。
インテリアも非常にユニークで、なんと「3シーター」。
運転席はセンター、そのうしろに2つの座席があるというマクラーレン・スピードテール的な配置を持っており、これらのデザインやレイアウト、パッケージングが実現できれば、非常に面白いクルマとなりそうです。
VIA:sashaselipanov