| 意外と中国人は困っている人(とくに女性)に優しい |
さて、中国にて、「電欠(バッテリー上がり)が繋いだ恋」が話題に。
中国では電気自動車(EV/PHEV)に対する優遇施策が充実しており、そのために電気自動車比率が非常に高いと言われます。
ただ、そんな中で問題となるのが「充電施設不足」であり、電欠に悩まされる人々も少なくないようです(中国の都市部では一軒家を持つ人は稀で、殆どは集合住宅住まい。よって自宅での充電は難しい)。
クルマからクルマの充電が可能だったとは
そして今回報じられたのが、「テスラにて電欠となった女性を助けた男性の物語」。
これによると、テスラに乗る女性(チャイナドレス!)が困っていたところ、中国の自動車メーカー、BYDが製造する電気自動車(PHEVとのこと)に乗った男性が通りがかり、「クルマからクルマ」への充電を行うことで女性を助けた、とのこと。
なお、このBYDのナンバープレートは自動車ディーラーのデモ用だそうで、BYDにとっては「他車に電力を供給できるほど強力なバッテリーを積む」ということで良い宣伝になったのかもしれませんね。
しかしこの「クルマからクルマ」というのは初めて見るパターンで、「そんなことができるのか・・・」ということにも驚かされます。
そしてクルマからクルマの充電は急速充電が使えず通常充電となるので、非常に時間がかかり、最寄りのテスラ専用充電器であるスーパーチャージャーへ行くための電力を蓄えるのに約二時間を要したそう。
そしてその間にチャイナドレスの女性と、BYDに乗る男性とが仲良くなったというのが今回の心温まるストーリーとなりますが、これはまさに「クルマが故障して困っている女性を男性が助け、そこから恋が芽生えるパターン」の電気自動車版だと言えそうです(実際のところ、この後どうなったのかはわからない)。
なお、現代のクルマはそう簡単に壊れなくなったので「クルマが故障して困っている女性を男性が助ける(一昔のマンガや小説にはよくあったな・・・)」パターンはほぼ無くなったと考えて良さそうで、しかしこの「電欠で困っている女性を助ける」パターンは今後頻出する可能性があるかもしれませんね。
VIA:Car News China