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清水草一「フェラーリの事故の大半は料金所の先で起きている」。料金所ダッシュでスピン→クラッシュには気をつけよう

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| そのほかPAからの合流、イベント会場からの退出、ショップから出た途端の事故も多いようだ |

さて、Web CGに連載中の、清水草一氏による「カーマニア人間国宝への道」。

最新となる第177回「フェラーリの事故今昔物語」においては、自身が購入したフェラーリ348GTSの保険料が思いのほか安く、これはフェラーリの事故率が下がったために保険料も引き下げられたのでは、という見解を示しています。

なお、任意保険の金額というのは、文中でも触れられているとおり、車種ごとに決められた「料率」によって決定されるのですが、この料率は「車両」「対人」「対物」「傷害」とに分かれ、それぞれの区分において、これまで1~9段階に分かれているわけですね(2020年から17段階へ細分化)。

スーパーカーの保険は最高クラス

そして今回話題となっているのが「車両」の区分で、フェラーリ348GTSはこれが予想よりも低い(17段階のうちの)9だった、というお話。※ただし、348GTSについては、事故率とは関係なく、”形式不明”として一律”9”に分類されるらしい

参考までに、「9段階」評価時代のものですが、ぼくが直近で乗っていたクルマの料率はこんな感じ。

ランボルギーニは9段階中7に分類されているので、清水草一氏が「フェラーリ348GTSは最高クラスの料率」と考えるのも至極納得ですね。

ポルシェ718ケイマン 車両7、対人4、対物4、傷害4
ランボルギーニ・ウラカン 車両8、対人6、対物5、傷害4
ポルシェ・ボクスター(981) 車両6、対人6、対物5、傷害4
ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4 車両8、対人6、対物5、傷害4
レンジローバー・イヴォーク 車両7、対人4、対物4、傷害4
アウディTT 車両5、対人4、対物4、傷害4
ポルシェ911カレラ(997)車両7、対人6、対物5、傷害4  
BMW i3 車両8、対人4、対物5、傷害4

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事故の多いクルマ、修理にお金のかかるクルマほど料率が高い

この料率クラスは「そのクルマの修理に、保険会社が前年にどれくらい払ったか」をベースとして算出しており、事故件数が多かったり、修理にやたらお金がかかったりするとこの料率が高くなることに。

よって、一般に事故率が高いとされるスポーツカーの料率は高く、パーツ代の高いスーパーカーや高級車の料率も高い傾向にあるのですが、注目すべきはBMW i3の料率がランボルギーニと同じであること。

i3は電気自動車なので「すっ飛ばす」人も少ないはずで、事故率も低いはずですが、これはおそらく「修理費用が高いから」。

カーボンモノコックに加え、バッテリーを搭載しているという性質上、被害がカーボンモノコックやバッテリーに及んでしまうと、パーツ代含む修理費用が「巨額」になってしまうのだと考えられます。

となると、(カーボンモノコックでなくとも)バッテリーを搭載するハイブリッド、EVの料率は全般的に高いのかもしれません。

なお、この料率の計算には様々なロジックが組み込まれており、単純に事故率や修理費用にて決められるわけではないようで、車両本体価格が(スーパーカーより)低くとも、事故率の高い国産スポーツ(86やちょっと前のRX-7、シルビア、ランエボなど)はかなり料率が高いようですね。

実際のところフェラーリの事故は減っている

話を清水草一氏のエッセイに戻すと、同氏が様々な方面にヒアリングした結果として、やはり事故は減っているんじゃないかという結論を見出しています。

そして、その理由としては「以前のフェラーリは安全デバイスが装備されておらず事故が多かったが、現代のフェラーリは度合いバーエイドの充実で事故が減っている」「古いフェラーリであっても、オーナーが高齢化してスピードを出さなくなっている」のでは、というもの。

これについては至極もっともなところですが、興味深いのは文中にて「360モデナの挙動がミドシップフェラーリの中ではとくにシビア」と述べていること。

360モデナは「誰にでも運転できるフェラーリ」を標榜して開発された新世代フェラーリであり、スロットル・バイ・ワイヤ、トラクションコントロールを装備したはじめてのフェラーリ。

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そして清水草一氏も実際に360モデナを過去に所有していて、その経験上「フルスロットルから車体が横を向くと、そこからトラクションコントロールが介入しても間に合わない」と述べています。

おそらくは介入のタイミングが遅く、かつ現代のトラクションコントロールのように精度が高くないということなのだと思われますが、これはちょっと意外だと感じた部分(同氏が言うので間違いはない)。

フェラーリの事故は「料金所ダッシュ」

そしてもうひとつ興味深いのは、あんしん保険コンシェル代表、木村洋一氏の言として「フェラーリの事故の大部分は、高速道路の本線料金所の先で起きている」と述べていること。

料金所で減速し、通過したところで「オッシャーーーー!」ということでアクセルをガツンと踏んだ瞬間にクルマが横を向いてスピン→そのままクラッシュということになりそうですが、たしかにこういった例は多いのかもしれません。

加えて、同様のケースとして、イベント帰りに(気分が昂ぶって)いいところを見せようと急加速→ロストコントロールというものや、高速道路のパーキングエリアから本線に合流しようと加速→スピン、レンタカーショップからスーパーカーを借りだした直後にクラッシュといった例も(Youtubeを見るに)多いように思われ、事故の種類というのはおおよそ体系化されるのかもしれませんね。

参照:Web CG

 

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管理人:JUN

ランボルギーニ/ポルシェ/ホンダオーナー。 ハイパフォーマンスカーを中心に、それにまつわる話、気になるクルマやバイク、モノ、出来事などを紹介します。

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