| その価格は車両価格のおよそ倍 |
さて、メルセデスAMG GT 4ドアはその発表前から「800馬力版が登場する」と言われていたものの、現在に至るまで発売されず。
最近になってようやく「GT 73(ハイブリッド)」発売のウワサが高まってきたものの、まだまだ実際の登場は先になりそうです。
そこで我らがブラバスの登場と相なるわけですが、今回リリースされた「ロケット900」は888馬力を発生するハイパーサルーンで、元来搭載される4リッターV8ツインターボエンジンの排気量を4リッターから4.5リッターへと排気量アップし、カスタムメイドのターボチャージャーを装着しています。
その外観も「ブラバス史上もっとも過激」
なお、この900馬力というのはブラバス史上最強クラスということになり、その外観もブラバス史上”最凶”。
フロントバンパーは専用品へと入れ替えられ、フロントグリルの至る所からはインタークーラーが覗きます。
そして、インタークーラーやラジエターに効率よくエアを導くためにはガイドが設けられており、クーリングには最大限の配慮を行っていることもわかりますね。
ちなみにピークトルクは1,250Nmだそうですが、ドライブトレーンを保護するためにトルクは1,050Nmに制限されている、とのこと。
それでも0-100km/h加速は2.8秒、0-200km/h加速は9.7秒、0-300km/h加速は23.9秒というとんでもないパフォーマンスを誇り、最高速度は時速330キロ。
最高速もリミッターによって制限されているそうですが、これは車体重量が重いこと(カーブや停止における慣性を考慮しているのだと思われる)、そしてタイヤ保護のためだそう。
それだけのパワーを受け止めるべくトレッドが拡大され、前後にはオーバーフェンダー装着、サイドステップもオーバーフェンダー対応の専用品へ。
リアにはウイングが装着されています。
ホイールにはカーボン製のエアロパーツが装着されており、そのサイズはフロント21インチ、リア22インチ。
車高は25ミリ落とされている、とのこと。
リアウイングももちろんカーボン製。
リアディフューザーはカーボン製、テールパイプはチタン、そしてカーボン製スリーブ付き。
エンジンカバーはレッドカーボン。
ブラバス ロケット900のインテリアはこうなっている
そしてこちらはロケット900のインテリア。
外装の派手さに比べると比較的地味に見えますが、よくよく見ると「全張り替え」となっており、そのカラーはシンプルにブラック。
この個体のボディカラーは「ステルスグレー」だそうですが、この組み合わせはなかなか渋くていい、と思います。
マットやステアリングホイールも専用品となり、ステアリングホイールの12時位置にはグレーのセンターマーク。
ステッチにもグレーが採用されています。
なお、ブラバスはこのロケット900をコンプリートカーとして販売するわけではなく、顧客の持ち込むクルマを「ロケット900へとコンバートする」方法を採用する、とのこと。
ただしその台数は10台のみに制限され、コンバージョン費用は5400万円から、と公表されています。
なお、これはAMG GT 63Sの車両本体価格の倍くらいではあるものの、限定10台の枠はすぐに埋まりそうですね。
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