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トヨタが年間販売台数の半分以上にあたる584万台をリコール!燃料ポンプ不具合によるエンストが原因、さらに拡大する可能性も

TOYOTA(トヨタ)C-HR

| それでもトヨタはサプライヤーに責任を取らせると思われるため懐は痛まない? |

さて、日本では約32万台、北米では約120万台がリコールとなった「燃料ポンプ」問題。

今回トヨタはそのリコールの幅を広げ、世界中で584万台(北米だけで334万台)がその対象となったとの報道。

日本だとノアやヴォクシー、クラウン、アルファードほか、レクサス各モデルが対象となっていますね。

参考までに、2019年におけるトヨタの年間販売台数は1074万2122台なので、580万台というのは年間販売台数の半数を超える台数ということに。

参考トヨタ/レクサスが「エンストの可能性」として日本で11万台、北米で120万台のリコール発表。全世界では320万台にまで発展か

| 日本だとノア/ヴォクシー、アルファードやレクサスRX/NX/LS/LC等含めて合計30車種、112,934台 | トヨタが日本国内にて30車種112,934台、北米にて約120万台規模のリコールを ...

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なぜトヨタのリコールが拡大?

まずは2020年1月13日に約70万台、その後に約110万台がリコールされ、さらには追加で152万台、それだけに止まらずリコールが拡大して584万台にまで広がったというのがこれまでの流れですが、リコール範囲が大きくなっているのは「調査によってその対象が次々と増えていっているため」(以前に製造されたパーツだと、記録を遡る必要があり、すぐに問題があるかどうかを判定することが難しい。大事をとって不要にリコール範囲を大きく設定するといたずらに消費者の不安を煽ることにもなる)。

問題の内容はこうなっている

参考までに不具合の内容は下記の通りで、製造方法に起因するわけではなく「パーツ由来」の問題なので、(問題がある製造期間に作られた)同じパーツを使用する車種はもれなくリコール対象ということになりそうです。

なお、一旦エンストしてしまうと再始動できないために二次的な事故を引き起こす可能性が高く、北米ではかなり大きな問題として扱われている、とも報じられています(これで死亡事故が起きると、豊田章男社長はまた喚問されるかもしれない)。

低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切な ため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。

国土交通省

今回トヨタが追加したリコール対象は下記の通り

北米市場に限ってではありますが、今回トヨタが新たにリコール対象として追加した車種は下記の通り。

今回のリコール対象追加車種

レクサスLS460、GS350(2013〜2015)
レクサスIS F(2014)
レクサスGX460(2014〜2015、2018〜2019)
レクサスIS350(22014〜2015、2018〜2019)
レクサスLX570(2014〜2015、2018〜2019)
レクサスNX200t(2017)
レクサスRC350(2017、2018〜2019)
レクサスIS 200t(2017)
レクサスRC200t(2017)
レクサスGS200t(2017)
レクサスGS350(2017〜2019)
レクサスRX350(2017〜2020)
レクサスGS300(2018〜2019)
レクサスIS300(2018〜2019)
レクサスIS350(2018〜2019)
レクサスLS500h(2018〜2019)
レクサスNS300(2018〜2019)
レクサスRX300(2018〜2019)
レクサスES3050(2018〜2020)
レクサスLC500/LC500h(2018〜2020)
レクサスLS500(2018〜2020)
レクサスRX350L(2018〜2020)
レクサスUX200(2019)
トヨタFJクルーザー(2014)
トヨタ4ランナー(2014〜2015、2018〜2019)
トヨタ ランドクルーザー(2-14〜2015、2018〜2019)
トヨタ ハイランダー(2017〜2019)
トヨタ シエナ(2017〜2020)
トヨタ アヴァロン(2018〜2020)
トヨタ カムリ(2018〜2020)
トヨタ カローラ(2018〜2020)
トヨタ セコイア(2018〜2020)
トヨタ タコマ(2018〜2020)
トヨタ タンドラ(2018〜2020)
トヨタ カローラハッチバック(2019)
トヨタ RAV4(2019〜2020)

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