| もともとハードコアなマクラーレン620Rの出力が700馬力オーバーに |
さて、マクラーレンはスポーツシリーズでもっともパワフルな「620R」を350台限定にて発売していますが、今回はドイツのチューナー、ノヴィテック(NOVITEC)がその620Rのチューニングプログラムを公開。
もともとマクラーレン620Rはその名の通り620馬力を発生する強力なエンジンが与えられ、0-100km/h加速2.9秒、最高速度322km/hという強烈なパフォーマンスを誇るものの、ノヴィテックはなんとこれを最高711馬力にまで引き上げ、0-100km/h加速2.8秒、最高速度328km/hにまで向上させると発表しています。
620Rはレーシングカーの「行動走行版」
なお、620Rは「600LT」の上に位置するというわけではなく、レーシングカーである570GT4のロードカーという位置付け。
そのため外観においても600LTほど過激ではなく、質実剛健なシンプルさを持っていることが特徴です。
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マクラーレンはもともとチューニングが難しいと言われていたが
マクラーレンは発売されてしばらくの間「ECUの解析ができないためにチューニングが難しい」とされていたものの、最近ではその問題も解決できたようで、ノヴィテック、そしてホイールズアンドモア含めていくつかのチューナーがパワーアップに成功しているようですね。
ノヴィテックでは「ステージ1」として純正ECUに割り込ませるサブコンを用意しており、これを装着することで出力は673馬力にまで向上。
加えてノヴィテック製エキゾーストシステムとメタル触媒を装着すれば出力は691馬力へ、そしてストレートパイプ(競技用部品)へと交換すれば711馬力という「大台超え」に。
ノヴィテックはマクラーレン620R用にホイール、ボディパーツも用意
そしてノヴィテックはパワーアップのみではなく様々なカスタムパーツを投入しており、ホイール(フロント20/リア21インチ)、ローダウンサスペンションも設定。
さらにボディパーツとしてはカーボン製の「サイドパネル」「リアバンパーサイドカバー」「ミラーカバー」「エアインテーク」が用意されています。
もともとモータースポーツに直結するエアロパッケージを持つ620Rだけに、ほとんど手を入れる場所はないようですが、それでも要所要所を抑えたパーツを発売するのは「さすが」ノヴィテック。
今回、インテリアについてはパーツが発表されていませんが(ドイツのチューナーは機能性UPに特化する傾向があり、手を入れても速くならない”見た目”にはさほど注力しない傾向がある)、ここはほかのチューナーに比較するとノヴィテックの「弱い」ところでもあると考えていて、今後の展開が期待されるところでもありますね。
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参照:NOVITEC