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オプション色「ミサノ・ブルー」にレッド内装を持つBMW Z4。最近はGRスープラよりZ4のほうがカッコいいと思えてきた・・・

2020/11/28

ミサノブルーのBMW Z4

| 日本でもこのボディカラーと内装色の選択は可能 |

さて、世界最大のBMWディーラーと言われるBMWアブダビが「カスタム済み」Z4を公開。

このBMW Z4は「ミサノブルー」の外装にマグマレッドの内装、さらにACシュニッツァー製のボディパーツを持つことが特徴ですが、そのボディカラーのせいか、今までにオフィシャルフォトで見てきたZ4とは大きくイメージが異なるように思います。

ちなみに日本だと、Z4に用意されるのは「アルピン・ホワイトIII」「ブラック・サファイア」「サンフランシスコ・レッド」「ミサノブルー」の4色のみではあるものの、他地域では「グレッシャー・シルバー」「ミネラル・ホワイト」「メディテラネアン・ブルー」も選択が可能。

BMW Z4に装着されるボディパーツはブランドミックス

BMWアブダビによると、装着されるボディパーツは「Mエアロダイナミクス」そして「ACシュニッツァー」。

ACシュニッツアーはBMWも認めるチューナーではあるものの、正規ディーラーがこうやってサードパティー製エアロパーツを装着し、それを公開するというのは他に見ない(しかしBMWアブダビではけっこう多い)例だと思います。

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なお、ACシュニッツアー製のパーツは「フロントスプリッター」「サイドスカート「リアスポイラー」。

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この場所はおそらくプレゼンテーションルームだと思われ、こういった部屋があるのもBMWアブダビならではなのかもしれません。

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ボディカラーの「ミサノ」ブルーは、イタリア(ランボルギーニ本社のある)エミリア・ロマーニャ地方にある「ミサノ(ミザーノ)・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ」にちなんだもので、BMWは「エストリル」などサーキットにちなんだボディカラー名を多く持っています。※アウディには”ミサノレッド”がある

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日本だとBMW Z4はスープラの100万円高

日本におけるBMW Z4はスープラに比較するとおよそ100万円ほど高く、販売には相当に苦戦するんだろうなと考えていたのですが、意外と売れているらしく、たしかに「チョコチョコ目にする」ようですね。

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ぼくも(Z4発売)当初は「BMW Z4よりも絶対GRスープラのほうがいいんじゃないか」と考えていて、Z4を購入する理由を見いだせなかったものの、実際にZ4を見てみると思いのほかカッコ良く、「今だったらZ4のほうを選ぶ」とも考えるまでに。

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BMW Z4(レッド)
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実際のところ「割と欲しい」クルマのひとつであり、ときどき中古車検索をかけるのですが、まだまだ中古は高く、今後相場が下がることがあれば購入を具体的に考えるかもしれません。

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内装のマグマレッドは見た目も鮮やか

そしてこのブルーのボディカラーと美しい対比をなすのがマグマレッドにインテリア。

アブダビは(砂が舞うということもあって)オープン状態での走行は難しいかもしれませんが、素晴らしいカラーコンビネーションだと思います。

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BMW Z4の販売は落ちていない

なお、現在はスポーツクーペ/オープンモデルにとって冬の時代だとも言え、メルセデス・ベンツSLCなど販売終了となるモデルもいくつか登場。

そんな中でBMW Z4はアウディTTとともに数少ない「生き残り組」でもあり、その生き残りに際してトヨタが(スープラとの)共同開発を持ちかけてきたのは、BMWにとって”渡りに船”だったのかもしれません(開発費を按分できるので)。

ただ、GRスープラについては「後継モデルナシ」とも言われており、となると次期Z4もまた単独では開発費をペイできず、やはり姿を消すことになる可能性も。

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長期的にはGRスープラの販売を逆転?

参考までに、ぼくが興味を持ったのはBMW Z4の(北米での)販売台数。

販売開始こそGRスープラに大きく水を開けられているものの、しばらく時間が経過してみると、BMW Z4の販売台数は「変わらず」、しかしGRスープラはかなり数字を落としている模様。

日本国内でのそれぞれの販売台数については把握できていませんが、一般に「輸入車は発売から時間が経過しても販売台数がさほど落ちないが、国産車は販売開始がピークであり、そこからどんどん販売台数が下がる」という特徴もあって、もしかすると「4~5年というタームで見ると」BMW Z4のほうに軍配が上がるのかもしれませんね。

トヨタGRスープラはどれだけ売れているのか?単月だと514台ペース、そして「マスタング5,091台、BMW Z4は247台、マツダ・ロードスター512台、GT-Rは31台、NSXはわずか16台」

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参照:BMW Abu Dhabi

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