
| アイオニック5の「求めやすい」価格設定も奏功したようだ |
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さて、先日ヒュンダイは「アイオニック5」を発表したところですが、なんと韓国では契約開始日初日に「完売」したとの報道。
ただしこのアイオニック5は「限定」扱いではなく、正確に言うならば「韓国市場向けの、今年の割当分である23,760台」が完売したということになるようです。
なお、この23,760台というのは、韓国市場における(一日の?)販売としては最多だそうで、キア・カーニバルの23,006台を抑えて堂々の一位。
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ヒュンダイ・アイオニック5の納車は4月から
アイオニック5につき、「ロングレンジ」の価格は5200万(日本円で約495万円)~5750万ウォン(547万円)だとされ、しかし国や自治体の補助金を計算に入れると4000万~4750万ウォンにまで下がるといい、昨年韓国でもっとも売れたEVであるテスラ・モデル3ロングレンジの実勢購入価格が4900万ウォンだとされるため、これよりもかなり安く購入できるということが今回の受注に結びついたようですね。
加えて、今回の早期完売に結びついた理由として電気自動車購入補助金が挙げられており、韓国内では今年分として75,000台という上限がある模様。
昨年の韓国におけるEV販売は31,298台(うちテスラ・モデル3が11,003台)だったそうですが、今年はフォルクスワーゲンほか各社からEVが大量にデリバリーされるために販売増が予想され、「早めに買っておかないと補助金をもらえない」という思惑も働いたのでは、と見られています。

ちなみにアイオニック5については発表前から世界的に関心が高く、韓国内においても「発表をずっと待っていた人が購入を申し込んだ」ケースが大半なのだそう。
こういった「事前購入予約」のキャンセル率は一般に20~30%だとされるものの、アイオニック5の場合はとりあえず申し込んでみたという人は少なく、指名買いの人が購入意思を示しているのだと考えられ、かつ「即日完売」という事情を鑑みるに、キャンセルはほとんど出ないのでは、とも見られています。
納車は4月から(けっこう早いな・・・)を予定しており、この語に発表されるアイオニック6(2022年)、アイオニック7(2023年)への弾みとなりそうですね。

ヒュンダイのEVというと「爆発炎上」がよく知られるが
なお、ヒュンダイのEVといえば「コナEV」の爆発炎上問題が広く報じられており、これはなんと「全数リコール」を発表したばかり。
この状況でEVを立て続けに発表して大丈夫なのか・・・と考えたりしますが、ヒュンダイの調査によると、問題が発生するのはLGケミカル製のバッテリー搭載車のみで、SKイノベーション製バッテリー搭載車に問題は起きていない、とのこと。
こういった調査結果もあり、ヒュンダイはアイオニック5、そしてEV用プラットフォーム「E-GMP」に搭載するバッテリーサプライヤについてはSKイノベーションもしくはCATLに絞る、とも報じられています。
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