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ブガッティが「もう許して」といいそうになったほど手の込んだカスタム・ディーヴォ「レディバグ」公開!ボディ上の柄を作成するだけで1年半

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ブガッティ・ディーヴォ「レディバグ」

| そのブガッティ・ディーヴォのカスタムに、どれくらいコストかかったのかはまったく見当もつかない |

さて、ブガッティは現在「ディーヴォ」の生産を行っており、当のブガッティから、そして納車を受けたオーナーからも続々情報が公開中。

ブガッティはこれまでにもいくつかのカスタム事例を紹介していますが、今回はおそらく「これまででもっとも手の込んだ」ディーヴォである”レディバグ”の画像、そして製造工程が公開されています。

この幾何学模様を実現するには1年半の歳月を要し、その段階では「もう無理」と思うこともあったと紹介されており、完成に至るまでの工程を見てみましょう。

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その工程はあまりにも複雑だった

このレディバグ最大の特徴はボディ全体に用いられた「幾何学模様」。

さらに幾何学模様はボディカラーと複雑に絡み合っていますが、このボディカラーは特別に調合された「カスタマーレッド」そして「グラファイト」。

なぜレッドをモチーフにしたのかは語られていないものの、もちろんこれをオーダーした顧客には明確な理由があったのだと思われます。

ちなみに「立ち上がった像」は、ブガッティ創業者であるエットーレ・ブガッティの弟、レンブラント・ブガッティが考案した図柄。

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そして数え切れないほどのレッドを検討し、ついに誕生したのが「カスタマーレッド」。

新色を採用するにあたっては、耐候テストも行う必要があるため、最低でも4ヶ月の期間がかかる、とのこと。

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その後はCADデータを使用してパターンの配置を検討。

平面上に幾何学模様を配置するのは簡単で、しかし「立体」上にこれを配置するのは困難極まりない作業であったとのこと。

何度も試行錯誤を繰り返した結果、要望の再現が非常に難しいということがわかるにいたり、ブガッティは「お客様、残念ながら頂いた要望にはお応えできません」と顧客に対して詫びを入れそうになったとのことですが、ブガッティにてカラーとトリムを担当するヨルグ・グルーマー氏によれば、ブガッティのモチベーションは「顧客のために、不可能を可能にすること」にあるといい、「けして諦めない」という基本姿勢を貫いて完成に至っています。

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こちらはシロンを用いて柄の配置を検討している状態。

ただ単に柄を均一に配置するだけではなく、フェンダーの膨らみにあわせてひとつひとつのダイヤモンドに「捻じれ」をつけており、こういった「気の遠くなる、悪夢のような」作業が続いたといいます。

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そしてついにパターンが完成

そうやってできたのがこのマスキング用シート。

ダイヤモンドパターンは1,600個もあり、これらひとつひとつに対し、車体形状にあわせた「動き」が与えられているわけですね。

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そしてこれをボディに貼り付け。

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慎重にアプリケーションを剥がしてゆきます。

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こうやって見ると、それぞれの柄がボディ形状に沿った動きを持っていることがわかります。

なお、これらダイヤモンドの向きが「完璧かどうか」、数日をかけてチェックを行ったのだそう。

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ペイント工程も複雑怪奇

ここからはいざペイントということになり、まずはいったんパネルを組み付けた状態でマスキングを行い、その後パネルを外してグラデーションを塗ってゆくことに。

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塗装後は丁寧にマスキングを剥がします(1,600個も・・・)。

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塗料による「段差」が出ないようにサンドペーパーにて表面を均一に。

「クリアを塗ってサンディング」を何度も繰り返します。

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そして塗装が完了するとこう。

カスタマーズレッドとグラファイトとの段差が無くなっています。

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フロントフードにも幾何学模様が粗密に再現。

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テールランプの「モノリス」とマッチしているようにも見えますね。

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ルーバーなどエアロパーツのエッジもレッド。

ホイールもレッドにてハイライトされています。

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グリルサラウンド等は美しいクリア仕上げのカーボン製。

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ブガッティ・ディーヴォ「レディバグ」の全景はこうなっている

そしてこちらがディーヴォ”レディバグ”の全体像。

フロントから見るとさほどグラデーション的イメージはないものの・・・。

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Cピラーとサイド、リアフェンダーはダイヤモンドパターンによってグラデーションが演出されていることがわかります。

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ブガッティCEO、ステファン・ヴィンケルマン曰く「顧客の好み、そして期待に添えたことは我々にとっても大きな誇りだ。このクルマはいかに我々のクリエイティビティ、クラフトマンシップが優れているかを如実に表している」。

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このディーヴォ「レディバグ」をオーダーした顧客は「ヴィジョン・グランツーリスモ」「シロン」「ヴェイロン・ヴィテス」をすでに所有しているそうですが、今回このディーヴォが新たにコレクションへと加わることに。

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もちろんこのオーナーも仕上がりには満足しており、「ブガッティのデザインチームとの共同作業は素晴らしい経験だった。このクルマは素晴らしい傑作であるのはもちろん、私のコレクションの中ではもっとも手の込んだ一台となった」とコメントしています。

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