| 現時点ではウアイラRの限定台数、パワー含むスペックや価格は未公開 |
さて、パガーニは「ウアイラ」最終モデルとしてウアイラRを発表する予定ですが、今回はその最新ティーザー画像が公開されています。
このウアイラRは、12年前に発表されたゾンダRの後継ということになり、ゾンダRはメルセデス・ベンツCLK GTRと同じエンジンを積む「公道走行不可能なサーキット走行専用モデル」。
やはりウアイラRもサーキット走行専用モデル?
そして今回、パガーニはこのティーザー画像を公開するにあたり、「ほぼ13年後に、我々は新しい物語の続きを紡ぎはじめる」とコメント。
ここからもわかるとおり、やはりウアイラRはゾンダRの直接の後継ということになりそうですが、となるとやはりサーキット走行専用モデルだと考えてよさそうです。
今回公開されたティーザー画像を見るに巨大なリアウイングを装着しており、ウアイラ史上もっとも過激なエアロパッケージを持つことは間違いなく、このエアロパッケージ、そして自然吸気だと言われるV12エンジン搭載を実現するためにも「サーキット走行に限定」する必要がある(法規的に公道の走行ができない)のかもしれませんね。
なお、自然吸気エンジンについては現在のところ「ウワサ」にとどまるものの、最高回転数は9500rpm、出力は900馬力とも。
ちなみにアストンマーティン・ヴァルキリーに積まれるコスワース製6.5リッターV12エンジンは11,100rpm、出力1,013馬力を発生し、これはNAエンジンとしては自動車史上もっともパワフルだと言われます。
ウアイラRのエンジンについても、回転数をあと10%ちょっと上げれば「世界最高出力」を達成できそうですが、おそらく今後こういったクルマを作ることは難しいと思われ、「ガソリンエンジン世代最後の”R”」として記念碑を打ち立ててほしいとも思ったり。
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パガーニ・ウアイラの後継モデルは?
そしてウアイラがそのモデルライフを閉じるとなると気になるのが後継モデル。
パガーニはこのウアイラ後継モデルについて多くを語っていないものの、現在ウアイラに積まれるV12ツインターボエンジンについては2026年まで(メルセデスAMGより)供給を受ける契約が残っているとされ、よってウアイラ後継モデルもV12ツインターボエンジンを使用することは間違いなさそう。
一方でパガーニはこのエンジン供給契約が終了する2026年以降にはピュアエレクトリックへ移行するとも語っており、(ほかメーカー同様に)大きな変革が行われることになるのかもしれません。
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