| リークされた画像と、シビック・セダン「プロトタイプ」との差異は非常に小さい |
さて、すでに「プロトタイプ」が発表され、実際の生産モデルの発表そして量産までが秒読み体勢だと思われる新型ホンダ・シビック・セダン。
今回は中国のメディアより、実際の生産モデルと見られる画像がリークされています。
なお、最近では多くのクルマが中国でも生産されるようになり、よってこういった「中国からのリーク」が増加中。
もしくは、中国で生産しないクルマであっても、中国市場が最大マーケットということで中国メディアに対し優先的に内覧を行うケースも少なくはなく、しかし中国メディアは比較的簡単に情報を漏らすこともあって、自動車メーカー各社とも強い警戒心を持って中国メディアに接しているようですね。
プロダクションモデルのホンダ・シビックは「プロトタイプ同様」
それはともかくとして、今回リークされたプロダクションモデル版シビック・セダンを見るに、昨年末に公開されたプロトタイプとほぼ同様。
相違を追ってみると、まずはヘッドライトの内部構造に違いが見られるものの、これは昨年末に公表されたシビック・セダン・プロトタイプが「北米仕様」であり、オレンジのマーカーが装備されていること、それにともなう若干の変更だと考えて良さそう(デイタイムランニングランプの発光グラフィックもちょっと異なるように見える)。
その下のダクト風パーツ(今回のリーク画像だと、フォグランプが内蔵されていて導風しない)、センターのロワーグリル内部の形状にも差異があるようですが、これは「グレード違い」の範疇なのかもしれません。
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サイドだとホイールそしてサイドステップ形状について両者間で差異があり、しかしこれも「グレードの違い」に収まる差なのかもしれません(もちろん、シビック・セダン・プロトタイプのほうがスポーティーなグレードだと思われる)。
リアセクションは「ほぼ一致」
そして今回リークされたシビック・セダン、昨年公開されたシビック・セダン・プロトタイプのリアを比較してみると、こちらは「ほぼ一致」(ただし角度の問題で、エキゾーストパイプは見えない)。
プロトタイプではトランクリッド左側にある「CIVIC」エンブレムにつき、中国バージョンでは右側に移動させられているものの、これはトランクリッド左にホンダと中国企業とによる合弁会社名を表示しているため(中国で生産するクルマには漢字エンブレムを装着せねばならないと聞いたことがある)。
こうやって見ると、やはり「ミニアコード」といった印象を受け、スマートで上品なイメージ。
現行の「スポーティーな」雰囲気とは大きな転換を行うことになりそうですが、正式発表を待ちたいところですね。
日本で販売されるシビック・セダンについてはおそらく中国産ではなく、日本の寄居工場製になると思われ、しかしそれも現時点では「推測」にとどまるのみです。
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参照:Civic 11