| 1580万円もあれば、アストンマーティンの中古車が一台買えそうだ |
付属のラバーストラップには「腕時計史上初」のホワイトゴールドインサート
さて、アストンマーティンは「世界で二番目に古い腕時計メーカー」、ジラール・ペルゴとのコラボレーションを2021年2月に発表していますが、今回そのコラボレーション第一弾となる製品を発表しています。
これは「スリー・フライング・ブリッジ・トゥールビヨン・アストンマーティン・エディション」と題されたもので、「19世紀に誕生した象徴的な懐中時計”スリーブリッジ”を、ストラップなどの細部に至るまで、明らかに現代的な方法で表現した」と紹介されています。
この腕時計に採用されるストラップは、ブラックのカーフレザーに対してホワイトゴールドとラバーとを組み合わせるという世界初の構造を持つ「ラバーアロイ」を採用しており、そのデザインは往年のアストンマーティンのレーシングカーを想起させるものとなっています。
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ケースサイズは44ミリ、素材はチタン製
このスリー・フライング・ブリッジ・トゥールビヨン・アストンマーティン・エディションのケースはグレード5のチタン製、サイズは44ミリ。
ケース表面にはブラックDLC(ダイヤモンドライクカーボン)加工が施されていますが、奇しくも「チタニウム」はジラール・ペルゴの創業と同じ年の1791年に、英国の聖職者ウィリアム・グレゴールによって、アストンマーティンの本拠地である英国で発見されたと紹介されています。
針はブラック加工のソリッドゴールド、そして「ドーフィン」型。
風防そしてケースバックはサファイアクリスタル、そして文字盤には地板がなく”宙に浮いている”ように見えるのがデザイン的特徴(これがフライイングブリッジの名称の由来)。
なお、ジラール・ペルゴのアイコンである3つのブリッジは、ブラックPVD処理が施されたチタン製で、エッジにはポリッシュ仕上げが施されています。
文字盤下部にはトゥールビヨンが設置され、その形状はジラール・ペルゴが製造するすべてのトゥールビヨンの特徴でもある「竪琴型」。
そのサイズは10ミリにとどまり、構成されるパーツは79個、重量はわずか0.25gだとアナウンスされており、この軽さは(ゼンマイの)エネルギー消耗低減に貢献している、とのこと(パワーリザーブは60時間)。
12時位置の香箱には透かし彫りが施されており、主ゼンマイの一部が見えるように設計され、香箱の下に配置されたホワイトゴールド製のマイクロローター垂直方向側面には「ASTONMARTIN」のロゴが入ります(光が当たらない場所ではブルーに見える”ホワイトルミネッセント”加工済み)。
その価格は1580万円
なお、このスリー・フライングブリッジ トゥールビヨン・アストンマーティン・エディションは18本のみの限定生産となり、その価格はなんと1580万円。
ストラップは上述のカーフレザーのほか、ラバー調アリゲーターストラップも付属。
バックルはチタン製、構造はトリプルフォールディング式を採用しています。
1580万円というとアストンマーティンの平均的な車輌価格に比較しても相当に高いように思えますが、それでもこれだけの価格をもつ腕時計を企画するということは、アストンマーティンは実際に「売れる」と踏んでいるのでしょうね。
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参照:AstonMartin