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リマックがネヴェーラの試乗イベント中、公道上にて「142km/hオーバー」で走ったことが判明。CEO自ら謝罪、そしてドライバーは起訴される可能性も

2021/06/06

リマックがネヴェーラの試乗イベント中、公道上にて「142km/hオーバー」で走ったことが判明

| 「クリーン」さを売り物にするEV専業メーカーだけにイメージダウンは避けられない |

なにかと堅苦しい世の中だけに、こういった問題は予見できそうではあるが

さて、現在「市販モデルが公開」れているクルマとしては世界最速であろうリマック・ネヴェーラ。

リマック・ネヴェーラはつい最近発表されたばかりではありますが、発表前には多くのメディア関係者を招待して試乗イベントを行っており、その際に「大幅な速度超過」にて公道を走行していた事実が判明して大きな問題となっています。

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リマック・ネヴェーラが時速142キロオーバーで走行

問題となったのはソーシャルメディアに公開された一枚の画像。

この画像を見ると、クロアチアのドゥブロヴニク近郊の2車線道路にて、ネヴェーラが「232km/hで走行する」様子がしっかりと収められています。

この道路は制限速度90キロなので、じつに142キロもの速度超過となり、この速度違反映像が問題視されているということですが、このスピードで走行したのはリマックが試乗会のために用意したドライバーだと思われます(詳細は公表されていないが、この試乗会では、メディア側での”運転”が許されず、助手席への”同乗”試乗であったようだ)。

リマックは本件に際して謝罪済み

本件に際し、メイト・リマックCEO自らがフェイスブック上にて謝罪を行なっており、「このイベントは現地の法規の適用を受ける状況下にあった(速度制限を守らねばならない環境にあった)こと」「今後はドライバーの管理をしっかり行うこと」「ドライバーはすでに警察に自ら連絡し自首していること」に触れ、このドライバーが処罰を受けるであろうことにも触れています。

ほかの報道だと、警察はこのドライバーを起訴する準備を進めているとも報じられていますが、リマック側も反省の意を示し、二度とこういったことが起きないように対策を考えているようなので、実際には「厳重注意」あたりで済むのかもしれません。

こういったケースが許される場合もあるかもしれないが

なお、自動車メーカーによってはこういった「事件」が世間的に許される場合もあるかと思われ、たとえばガソリンエンジン搭載のスポーツカーを作るメーカーだと、ある種のファンは「よくやった」と称える可能性もありそう。

実際に前ロータスCEOが速度違反を記録した際には「さすがロータス」という声も多かったように記憶しています。

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ただ、リマックの場合はそうではなく、いかに世界で最も速いクルマを作っていると言えども、「環境に配慮した」クリーンなクルマを作っているわけで、そういった自動車メーカーが反社会的行為を行なうことは許容できないという意見を持つ人も多いかと思います(ぼくもそう考える一人でもある)。

本件に関してこれ以上大きな問題となることはなさそうですが、リマックはピニンファリーナやヒュンダイほか多くの企業の開発を受託しているので、それらの契約、そして今後の受注についてはなんらかの影響が出る可能性は否定できないかもしれません。

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