| さすがにこの匂いはちょっとヤバいような気もするが |
ただし怖いもの見たさでちょっと匂いを嗅いでみたい
さて、フォードが「ガソリン車の匂い」がする香水、「マッハ・オー」を発表。
まるでエイプリルフールのような話ですが、フォードが行った調査によると、「ドライバーの5人に1人が、電気自動車に移行する際に最も恋しくなるのはガソリンの匂い」だと答えたそうで、そういった人々がガソリン車と別れを告げ、電気自動車へと移行しやすくするために作られた香水であるようですね。
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香水の発表は欧州でのマッハE GTリリースにあわせて
なお、この香水の発表は欧州でのマッハE GTのデビューに合わせて行われており、「嗅覚を通じて、これらのドライバーを運転の未来に導くために」フォードが特別に調合。
ただし健康上もしくは法的な理由からガソリンの香りがするわけではなく、「スモーク(排気ガス?)、タイヤ、そしてマスタングのエンブレムに採用されている”馬”の香り」を再現しているのだそう。
実際の調香については、著名なフレグランス・コンサルタント会社であるオルフィクション社が、英国調香師協会のアソシエイト・パフューマーであるピア・ロング氏の協力を得て行ったとしており、車の内装の匂いの原因となる化学物質を調べることから作業をはじめています。
含まれる成分としては車の内装から香るアーモンドのような匂いの元となるベンズアルデヒド、タイヤのゴムのような香りの元となるパラクレゾール、さらにはブルージンジャー、ラベンダー、ゼラニウム、サンダルウッドなどを加え、ここにマスタングのヘリテージを強調するために馬をイメージした「アニマル」要素をプラス。
かなり刺激的な香りなのは間違いない
想像するに、そうとうにヤバそうな香りのようですが、幸い(?)にして今のところ発売の予定はなく、あくまでもこの「マッハ・オー」はプロモーション目的にとどまるようですね。
なお、自動車メーカーと香水とは無縁ではなく、これまでにはハマー、フェラーリ、ランボルギーニの香水が発売されたこともあり(ランボルギーニは、最近ルームフレグランスで知られるイタリアのCULTIとのパートナーシップを発表)、マツダも香水を発表済み。
さらに最近ではメルセデス・ベンツなど多くの自動車メーカー(の一部のクルマ)がアロマ対応となっており、もしかすると今後は「香り」が一つのトレンドとなるかもしれない、と思ったりします。