| アルファロメオ・ジュリアのレストモッドは各社からリリースされるもそれぞれに個性があるようだ |
あるものは究極のスパルタンさを持ち、またあるものは豪華さを追求
さて、これまでにも様々なアルファロメオ・ジュリアのレストモッドが登場していますが、今回は612馬力のガソリンエンジンを積む「トーテムGTスーパー」が登場。
これはすでにトーテムが発表していた(やはりアルファロメオ・ジュリアをベースにした)ピュアエレクトリックレストモッド、トーテムGTエレクトリック(こちらは518馬力)のガソリン版という位置づけです。
搭載されるエンジンはジュリアGTAから
なお、このトーテムGTスーパーに搭載されるエンジンはアルファロメオが発表した限定モデル、ジュリアGTAに積まれる2.9リッターV6ツインターボエンジン(540馬力)だといい、これを”標準仕様”では552馬力、ステージ2では567馬力、ステージ3では612馬力にまでチューンして搭載するようですね。
-
アルファロメオが限定500台のスパルタンモデル「ジュリアGTA/GTAm」の価格と仕様を発表。欧州では2052万円~、カラーは「昔のレーシングカーっぽい」デザインも選択可
| さすがに価格は高いが、その価値は十分にある | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49840150286/in/dateposted-publ ...
続きを見る
このエンジンに組み合わせられるトランスミッションはZF製の8速ATだそうですが、このトーテムGTスーパーはローンチコントロールも備えており、0−100キロ加速はわずか3.2秒だといい、そのあたりのスーパーカーも「真っ青」になるレベル。
特筆すべきはその車体重量で、わずか1140キロにとどまるといい、コンパクトな車体と相まって相当に機敏な動きを期待できそう。
ちなみにエレクトリック版はこれよりも150キロ重いものの、エレクトリックモーターの強力なトルクにモノを言わせて0−100キロまでを2.9秒で加速するとされ、疑似エンジン音を発するサウンドジェネレーターも装着しているようですね。
その仕上げは「ラグジュアリー」
トーテムはこのGTスーパーをインスタグラム上で公開していますが、画像を見る限りではクラフトマンシップが光るラグジュアリーな作りを持っており、スポーツカーと言うよりは「高級GT」といった感じです。
テールランプやヘッドライトはLED、そしてベゼルなどの金属はチタン調の渋い仕上げを持っており、ホイールも上品なカッパーフィニッシュ。
ちなみにサスペンションはビレット加工によるアルミ製ダブルウィッシュボーン、そしてボディパネルはカーボンファイバー製。
シートはカーボンファイバー製のシェルを持ち、ブラケットは肉抜きが施されたアルミ製。
「GT Super」のロゴが入りますが、「Super」は1960年代の「ジュリアTi Super」から頂戴したようですね。
なお、トーテムではガソリン版のGTスーパーを20台、エレクトリック版のGTエレクトリックを20台生産するとアナウンスしており、その価格はそれぞれ約5800万円と5500万円に設定され、いずれも「けっこういいお値段」となっているようです。
合わせて読みたい、アルファロメオ・ジュリアのレストモッド関連投稿
-
発売されたらバカ売れしそう!デザイナーの考えるアルファロメオGTSがカッコいい。ジュリアGTA風のレトロなルックスを採用
| アルファロメオはなぜ今に至るまで「レトロ路線」を採用しないのか | 一部デザイナーは「レトロ」なデザインに頼ることについてプライドが許さないらしい カーデザイナー、ギルヘルム・アラウージョ氏が20 ...
続きを見る
-
かつてのアルファロメオ・ジュリアGTに現代ジュリアのエンジンを積んだレストモッド登場!22台限定、価格は5200万円
| ここ1~2年、急激にレストモッドビジネスが盛んになってきたようだ | 続々と過去の名車が現代の技術で蘇るのは喜ばしい さて、ここ最近脚光を浴びているのが「レストモッド」。これは「レストア+モディフ ...
続きを見る
-
その価格3300万!初代アルファロメオ・ジュリアにフルカーボンボディ、チタン製サスを装備した”GTA-R”登場
| しかもパワーウエイトレシオはわずか「3」 | 英国を拠点として活動する、クラシック・アルファロメオのスペシャリスト、「アルファホリックス(Alfaholics)」。今回そのアルファホリックスが、初 ...
続きを見る
参照:Predge Times, totem.automobili