| フェアレディZに対しては、それぞれのデザイナーがそれぞれの想いを抱いているようだ |
どんなフェアレディZでも「フェアレディZらしい」のが面白い
さて、正式発表後も様々な話題で盛り上がっている新型日産フェアレディZ。
今なお多くのデザイナーたちが新型フェアレディZをモチーフにしたレンダリングを公開していますが、中には新型フェアレディZを下敷きにしたものもあり、また中には独自のフェアレディZを考案する例も。
今回、上海在住のデザイナーであるフランクリン郭氏が公開した作品は「後者」に属し、実際に発表された新型フェアレディZとはなんら関連性がなく、しかし「これもまたイイんじゃないか」と思えるクルマに仕上がっています。
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フェアレディ・ゼロZはこんなクルマ
そこで同氏が考案したのが「フェアレディ・ゼロZ」なるクルマ。
上述の通り、これは新型フェアレディZとは関連性がなく、むしろ先代フェアレディZ(370Z)や「ニッサン・ビジョン・グランツーリスモ・コンセプト」にインスピレーションを得たもので、フランクリン郭氏いわく「張力を表現したかった」。
フロントは新型フェアレディZ同様に初代フェアレディZ(S30)をイメージしたと思われるグリルが口を開けていますが、そのインナーはレトロではなく「未来的」。
ヘッドライトは「超」コンパクト、そしてこれが車体をさらに大きく見せているようですね。
車体はかなり「分厚く」マッシブな印象を受け、反面キャビンは非常にコンパクト(ベルトラインが高いということもあるが、前後バンパー、サイドステップが地面スレスレにまで延長されている)。
Aピラーはカーボン製、そしてグラストップを備えます。
サイドではコンパクトなドアミラー(実際にはカメラ内蔵)があり、これはウインカーも兼ねている模様。
横から見ると先代フェアレディZの面影も感じられ、リアオーバーハングはちょっとGT-R的な印象も。
フェアレディ・ゼロZのリアはいっそう独創的
そしてこちらはフェアレディ・ゼロZのリアですが、フロント以上に独創的な雰囲気を持っている模様。
ピニンファリーナ・バティスタ、GT-R 50 by イタルデザイン等の影響も感じられるものの、デザイナー氏のオリジナリティを発揮していると考えていいかと思います。
テールランプはヘッドライト同様に非常にコンパクトな形状を持ち、リアウイングは二分割の昇降式。
リアウインドウは「全閉」なので、後方確認はカメラにて行うことになりそうですね。
フェアレディ・ゼロZには「ニスモ版」も
そしてフランクリン郭氏はフェアレディ・ゼロZの「NISMO」バージョンも作成。
ニスモっぽいカラーが与えられていますが、ボディカラーがホワイトだと「未来っぽい」雰囲気も感じられます。
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参照:Franklin 郭