| 1950年代だと「水色のフェラーリ」はさほど珍しくはなかったようだ |
意外なことだが、フェラーリに水色はよく似合う
さて、フェラーリは自社にてパーソナリゼーション部門「テーラーメイド」を所有しており、ここでは様々なカスタムを請け負うことでも知られます。
ここ最近はフェラーリ・モンツァSP1/SP2の生産が行われたということもあり、それらのカスタム車両が公開されることとなっていますが、今回は「水色」にペイントされたモンツァSP2がお披露目されることに。
もともとフェラーリ・モンツァSP1/SP2は「高いこだわりを持って」カスタムオーダーされることが多く、フェラーリも「同じ仕様を持つクルマは二台と存在しない」と語っているとおり、実際にこれまでにも多種多様なモンツァSP1/SP2が公開されています。
-
内外装レッド!フェラーリが330 P4風なカスタムが施された「モンツァSP2」を公開
| フェラーリはその「豊富なレーシングヘリテージ」によって、カスタムのインスピレーションには事欠かない | これほどまでに全身でフェラーリを主張するクルマも珍しい さて、フェラーリは自身のFacebo ...
続きを見る
フェラーリに水色?
なお、フェラーリといえば「赤」というイメージがあり、水色というとかなり珍しいようにも思えますが、1950年代まで遡ると意外と”水色のフェラーリ”は「珍しくはなく」、たとえば1953年のフェラーリ340MMや・・・。
1959年の250GTベリルネッタ(パッソコルト)も水色のボディカラーを持つ個体が存在したことで知られます(1960年代はじめのレースで活躍している)。
なお、今回フェラーリが公開したモンツァSP2のカラーリング(中央にフレンチトリコローレ)を見るに、この250GTベルリネッタ・パッソコルトをイメージしたのかもしれませんね。
ボディカラーはアッズーロ・ラ・プラタ(Azzzurro La Platta)だと紹介されており、フレンチトリコローレはホワイトの帯の上にブルーとレッドを乗せることで再現されており、フロントからリアエンドにまで一直線に伸びています。
シートには鮮やかなレッド
そしてインテリアに目を移すと、シートカラーは鮮やかなレッド。
アルカンターラではなく「レザー」を使用しており、コントラストステッチではなくレザー同色のステッチを使用するシンプルなフィニッシュですね。
ちなみにブレーキキャリパーにも「レッド」がチョイスされています。
ステアリングホイールもカーボンのにレッドレザーという非常にシンプルな仕様。
ただしグリップの12時位置には、ボディカラー同様にフレンチトリコローレが用いられています。
なお、メーターの発光色が「水色」に見えますが、これはカスタムされているのか、それとも「(デジカメの自動補正などで)そう見えるだけ」なのかどうかは不明です。
合わせて読みたい、フェラーリのカスタム関連投稿
-
フェラーリがあまりにオシャレな「ブラウン」のモンツァSP1を公開!なぜモンツァのオーナーにはカスタム上級者が多いのか
| このモンツァSP1は今まで公開されたモンツァの中ではボク的ナンバーワン | まさかブラウンをこう使う人がいるとは思わなかった フェラーリは自社にてパーソナリゼーション部門「テーラーメイド」を持ちま ...
続きを見る
-
「時代を超越したエレガンス」!フェラーリが自社にてカスタムした812GTSを公開。インテリアは「非カーボン」、そしてヴィンテージレザーを使用
| ここしばらく、フェラーリのフロントエンジンモデルには「エレガントな仕様」が増えているようだ | ガソリン世代「最後」のクルマを長期保存しようと、時代に左右されないカラーを選んでいるのかも さて、フ ...
続きを見る
-
フェラーリがF8トリブートの自社カスタムを公開!シルバーにシルバーのストライプ、そしてシールドエンブレムは「ペイント」仕上げ
| 陰影が出やすいシルバーだとその複雑なデザインがよくわかる | 近年のフェラーリで「シルバー」を選ぶ例はかなり珍しい フェラーリは自社によるパーソナリゼーション部門「テーラーメイド」を持ちますが、今 ...
続きを見る