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なぜBMWのネーミングはここまで複雑なのか?BMW自らがその理由を明らかに。「我々には専門の部署があり、この問題を24時間体制で解決しようとしている」

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BMWのステアリングホイール

| 現代ではパワートレインに関する「これまでの常識」が大きく覆され、その整合性が取れなくなってきている |

消費者にとってその意味するところを理解するのにはかなりの労力がかかりそうだ

さて、BMWが公式にて「どうやって車両のネーミングを決めるのか」という動画を公開。

これによると、BMWには「戦略的にネーミングと車両識別を行う部門」があり、この部門は「そのモデルの位置、トラクションのタイプ(FWD、RWD、AWD)、エンジンのアイデンティティとそれが提供するパワーの量に関して意味のある新しい名前を考え出すため」に24時間体制にて頭を悩ませているのだそう。

たしかに、「真ん中の数字」がエンジン排気量を現していた時代は終わっていて、「M」「SUV」が登場してややこしくなっているのもまた事実。

たとえば「M1」は「1シリーズのMモデル」ではなく、おそらくは「最初のMモデル」としての命名だったと思われますが、その後「3シリーズのM」であるM3が登場し、さらにはSUVの「X3」が登場するに際してさらに命名がややこしくなることに。

ボディ形状にしても、ハッチバック、セダン、クーペ、グランクーペ、カブリオレ、ツーリング(かつてはGTも)が存在し、さらに今後エレクトリックパワートレーンを積む「i」シリーズが登場することになりますが、そのぶん「さらに」消費者が混乱することは必至かもしれません。

BMW 4シリーズ グランクーペ

現在のBMWにおける命名法則はこうなっている

そして今回BMWが示した例としては「745e」があり、「7」とはもちろん7シリーズ、しかし「45」は4.5リッターではなく出力を表していて、BMWでは300〜350キロワットの出力を有する車両に「45」を付与している、とのこと。

なお、アウディ、メルセデス・ベンツにおいても同様の傾向があり、ターボやスーパーチャージャー、ハイブリッドといった技術を採用したエンジンが登場すると「排気量と出力とが例関係でなくなるため」小排気量でも大パワーを持つエンジンが登場し、よってこの手法を採用せざるを得ないのかもしれません。※アウディにおける「45」は169〜185キロワット相当

さらにBMWにおいては、ガソリンディーゼル、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッドといった多様なパワートレイン構成を持っており、「e」はプラグインハイブリッドを、「i」はガソリンを、「d」はディーゼルを表すことになりますが、現在は「エレクトリックモデル」にも「i」を(ただし車名の先頭に)使用しており、ここもモデルラインナップの多様化とともに矛盾が生じ始めているところですね。

さらに、ロードスターモデルとXモデルには、それぞれ2輪駆動か4輪駆動かに応じて、「sDrive」または「xDrive」という接尾辞が付けられ、sDriveは数年前までは後輪駆動のみを意味していたものの、今では1シリーズハッチバック、2シリーズアクティブツアラー、2シリーズグランクーペ、X1など、BMWのコンパクトカーの一部には前輪駆動が搭載されています。

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Mモデルの命名法則はこうなっている

次に「M」モデルについて、まずはM Performance車が存在し、XモデルとZモデルには、車名の後に「世界で最も強力な文字」が与えられ(X5 M50i、Z4 M40i )、駆動方式に応じて「sDrive」または「xDrive」という文字列が最後に追加されます。

そしてアルファベット「M」と数字1文字を使用するモデルに関しては、SUVの場合だと最後に「M」があり、セダン、クーペ、コンバーチブルだと最初に「M」を持ってくることになりますが、「M3ツーリング」は「M+数字」にボディ形状が付与される珍しい例です(Z4 Mクーペ/ロードスターという過去の例外もある)。

「i」シリーズの場合はこうなっている

そしてエレクトリックバージョンに関しては、「i」(”イノベーション”を表している、参考までに、ガソリエンジンのiは"インテリジェント"と言われる)が最初に付与され、以前にはまだガソリンエンジンを搭載したiバッジ付きの車があったものの、今ではi8クーペ/ロードスターは廃止され、i3は一部モデルでレンジエクステンダーを搭載していますが、こちらもやはり「終了」予定です。

なお、該当EVが2輪駆動のみの場合、ガソリン・ディーゼルエンジン搭載モデルに使用される「sDrive」のEV版であることをあらわす「eDrive」が最後に与えられ、四輪駆動モデルにはおなじみの「xDrive」という接尾辞が付くことになり、こうやってどんどんその名が長くなってゆくようですね。

BMWのキー

こういった文字と単語のパズルは、実際の「名前」を使用する場合と比較して「一貫性を保つ」ことが可能になるものの、車両への愛着や「ややこしさ」ということで「名前」には劣ることになり、しかしこれはBMWのように広いラインナップを持ち、さらにこれから拡大しようとしている場合には必要なことである、とも考えられます。

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なお、こういった命名法則を考えたとしても次々と例外が登場することになり、BMWが11月末に発表すると言われる「X8」もしくは「XM」は上述の法則を採用せず、しかしこれは「M部門初の専売車」だとされるので、これはこれで「誇りある例外」なのかもしれません。

BMW
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JUN

人生において戻せないもの、それは4つ。「失われた機会、過ぎ去った時間、放たれた矢、口から出た言葉」。とにかくチャレンジ、しかし紳士的にありたいと思います。

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