| BMWは驚きの事実を続々公開 |
さて、BMWは先日、公式に「BMWのエンブレムはプロペラ、そして青い空と白い雲をあらわしているものではない」と発表しましたが、今回は”BMW”の発音について、「これが正しい」という動画を公開。
日本だと「ビーエムダブリュー」と発音することが大半ではあるものの、本来のドイツ語的には「ビーエンヴィー」と発音することになる、と述べています。
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ちょっと待って・・・!BMWロゴは「プロペラと空を意味してない」とBMWが公式に否定。今までボクが信じてたのは何だったの
| BMW「90年間、その通説を否定してこなかったのもまた事実だ」 | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49897283197/in/datep ...
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なお、バブルの頃には「ベーンべー(もしくはベンベ)」と発音されることもありましたが、そのほうが正しかったということになるのかもしれません。
同時期には「AMG」は「アーマーゲー」と言われていたものの、現代では「エーエムジー」に統一されていますね。※ドイツ語は特殊な発音が多い言語の一つでもある
もうひとつ参考までに、BMWジャパンは正式な表記を「ビー・エム・ダブリュー」と定めており、よって日本におけるBMWの発音は”ビー・エム・ダブリュー”のままでいいのかもしれません。
外国語の日本語表記は難しい
外国語を日本語にて表記するのは非常に難しく、ブランド名だけではなく製品名、スポーツ選手の名も同じ(表記の揺れが発生する)。
英語名であればおおよそカタカナに直すことも可能ですが、言語によっては特殊な発音をする場合もあり、たとえば「Sport」は英語圏のメーカーの場合だと「(日本語で)スポーツ」となるものの、ブガッティのようにフランス語圏だと「スポール」。
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もっとややこしいのは数字で、「M3」だと「エムスリー」という人もいれば「エムサン」という人も(ただ、最近のBMWは社名の読みについても、発表時にカタカナ表記を公開している)。
このあたりはメーカーの方針や、スポーツ選手だと本人やマネージャーの意向を表すことになりますが、近年の傾向として、「本国に近い発音を正式採用するケース」が多い模様。
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これはその会社や製品、人のルーツを主張し誇りを持つということになりそうですが、フォルクスワーゲンも、以前は各国ごとに最適化していたコーポレートスローガンを、社の起源をアピールすべくドイツ語の「Das Auto.」としていた時期があります(現在はこれを廃止。その前は日本でのスローガンは”ゴキゲン♪ワーゲン”だった)
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VWが2008年以降掲げてきたスローガン、「Das Auto」を廃止の意向。 ただしイキナリ廃止するのではなく、徐々に廃止して行くようですね。
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BMWは最近になって自らのルーツを修正
そしてここ最近、BMWは公式サイトにて「BMW Expained」なるコンテンツを公開しており、そこでは車の歴史やブランド名について、そしてエンブレムについての通説を否定する内容を掲載していますが、今回の「発音」も同コンテンツの一部として公開されたもの。
さらには、北米で一般的となったBMWの車両を表すニックネーム「ビーマー(Bimmer /Beamer /Beemer)」についても由来が公開され、BMWによれば「マン島レース等にて活躍したバイク、”Beezer(ビーザー)”に由来するとも紹介しています。
おそらくこのコンテンツは今後も拡充されることになり、さらなる「えっ、そうだったの?」という衝撃の事実が公開されることになりそうですね(個人的には、”Mカラー”の由来を明らかにして欲しい)。
参照:BMW