| さらに内装では樹脂パーツ一切なし、かわりにウッドやメタルを使用 |
まずは3台を生産予定、すでに2台が売れているらしい
さて、ポーランドのチューナー、カーレックスがジャガーXJクーペのレストモッドを行うと発表し、一連のレンダリングを公開。
今回はレンダリングのみのリリースではあるものの、すでに最初の3台のレストアにかかっているともコメントしており(そのうち2台はもう売れているらしい)、今後は「カーレックス・ジュエル」なるブランドにてレストモッドを行う、ともアナウンスしています。
同社はもともとインテリア専門のチューナーとしてスタートしていますが、その後もほかの(外装や走行性能のチューンを得意とする)ショップ等との共同にて様々な作品をリリースしており、徐々にその活動領域を広げているもよう。
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ジャガーXJクーペのレストモッドはこんなクルマ
そこで今回提案されたジャガーXJクーペのレストモッドを見てみたいと思いますが、ベースとなるのは当時ジャガーのフラッグシップ、XJシリーズIIをベースにしたクーペ版。
このXJクーペ(Xj6C/Xj12C)は1975年から1978年の間に1万487台が製造されており、1978年にXJ-Sへとバトンタッチする形で販売を終了されています。
カーレックスでは、この「ジャガーXJ史上、もっともセクシー」だとと言われるクルマを現代風にレストモッドしようということになりますが、前後にオーバーフェンダーを取り付けてカスタムホイールと大径タイヤを収め、フロントにはデザインを一新したグリルとロワーインテーク、タービンをモチーフにしたLEDヘッドライト(これはホイールデザインにも反復される)、スリムなボディカラー同色フロントバンパーを採用。
リアに目を移すと、リアバンパーデリート、ブラックアウトされたテールライト、クワッドエキゾーストパイプを格納したディフューザーが特徴的です。
車体色はブリティッシュ・レーシング・グリーン、そしてキャラクターライン、ボンネット、トランク、ドアミラーにはクロームパーツが用いられ、モダンな中にもクラシカルさを主張することに。
インテリアは「プラスチックパーツ一切ナシ」
そしてこのジャガーXJクーペのレストモッド最大のハイライトはインテリアにあり、さすがにカーレックスの本領発揮といったところ。
樹脂を一切使用していないといい、かわりに使用される素材はブラウンのハンドエイジド・クオリティー・レザー・シート、エキゾチック・ウッド、メタルなど。
メーター、そしてステアリングホイールのグリップ内側はホイールやヘッドライト同様の「タービン風」で、レストモッドに際してもデジタルではなくアナログメーターを貫いています。
カーレックスはこういったゴシック風というか重厚なデザインが非常に得意でもあり、他にはない個性全開といったところですね。
そしてシート後ろにはロールケージ。
なお、ロールケージを追加しているということはそれだけのパワーを発生するということを意味し、カーレックスではもともとの4.2リッター6気筒(もしくは5.3リッターV12)に代えて400馬力を発生するV8エンジン、そして新しいギアボックスを搭載する、とのこと。
駆動輪はオリジナル同様に後輪のみ、しかしブレーキやサスペンションは最新のスペックへと変更されるようですね。
インテリアに用いられるレザーにはパンチングや型押しなど様々な技法が用いられており、オーナーに深い満足を与えるのは間違いなさそう。
カーペット、そしてレザーの一部にはボディカラー同色のグリーンが使用されています。
シート自体はかなり大きく、足元部分が床まで伸びていて「キャプテンシート」風。
なお、ジャガー本体もレストアそしてレストモッドに積極的で、当時の仕様に戻す「正統派」レストアのほか、最新の仕様を取り入れるといったカスタムも行っており、しかし今回の「カーレックスによるジャガーXJクーペ」はその上を行くように思います。
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