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BMWが「そろそろ開発テストが終了する」としてエレクトリックセダン「i7」の最新ティーザー画像を公開!スプリットヘッドライト採用は確実?

BMWが「そろそろ開発テスト終了」としてエレクトリックセダン「i7」の最新ティーザー画像を公開!スプリットヘッドライト採用は確実?

| おそらく新型BMW i7はその特異なルックスで世界を震撼させることになりそうだ |

メルセデス・ベンツEQSに対してどれくらいの存在感を示せるか

さて、先日よりティーザーキャンペーンが開始されている新型BMW i7。

今回BMWが「開発が最終局面に入った」としてさらなるティーザー画像を公開しています。

前回公開されたのは寒冷地でのテスト風景でしたが、今回は酷暑テストの様子を紹介しており、このテストプログラムでは、エレクトリックモーター、高電圧バッテリー、全輪駆動システムが「高温、未舗装道路、埃、大きな高度差による最大のストレス 」にさらされた、とのこと。

すでにBMW i7は「数万キロのテストを走破」

今回具体的なテストの内容について説明はなく、しかしBMWによると、これまでのテストでは猛暑中のストップ&ゴー、そして渋滞から長距離走行、高速走行まで「何万kmも」走ったとされ、エンジニアが「エレクトリックモーターの温度差による挙動変化とオールエレクトリックBMW xDrive(4WDシステム)のトルク制御」を分析するため猛暑の山に登ってテストを行うことを余儀なくされたのだそう(大変だな・・・)。

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もちろん上がったものは下がらなければならないわけですが、エンジニアは完全にバッテリーが充電された状態で山を下りたとされ、バッテリーがすでに充電されている状態で下るという状況、つまり「もはやいかなる再生エネルギーも吸収できない」状態において回生充電を行おうとすることは「エネルギー管理システムとパワー・エレクトロニクスにとって非常に挑戦的なことである」とされ、じつに様々なテストを行っているようですね(たしかに過充電がEVにとっての大きな敵でもある)。

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BMWはエアコンや内装も酷暑下でテスト

さらにBMWは電動パワートレインのテストのみを行ったわけではなく、空調システムの性能や内装材の耐温度性にも注意を払ったといい、これらのテストの目的は、このプレミアムセダンが「どのような状況でも完璧に調和した特別なドライビング・エクスペリエンスを提供する」ことを目的としているため。

なお、こういったプレミアムカーにおけるエアコンは非常に重要な要素として認識されているようで、ポルシェそしてブガッティもエアコンには相当なコストをかけていると報じられていますね。

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現在、BMW i7について、一回の充電あたり後続距離については公表されていないものの、これまでの報道では最大435マイル(700km)の航続距離を可能にする120kWhの巨大なバッテリーパックを搭載する可能性が示唆されており、最高出力740ps(552kW/750PS)のトライ(3)モーターパワートレインを搭載したハイパフォーマンスモデル含む、さまざまなバージョンが登場するとのウワサも。

もちろんプラグインハイブリッドやガソリン/ディーゼルバージョンは「7シリーズ」として登場することになりますが、やはり気になるのはそのスタイル。

今回公開された画像を見るに「スプリットヘッドライト」を採用するであろうことは間違いないものと思われ、どれくらい衝撃的なデザインで登場するのかはちょっと楽しみです。

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ちなみにBMWがキドニーグリルを巨大化させたりフロントのデザインを個性的にしたりするのは「先行車のルームミラーに映る姿を印象づけるため」だと(BMW自身から)語られていますが、画像を見る限り、そして今までのBMW各モデルだと「リアは意外と普通」でもあり、よってBMWは「後ろについたクルマ」から見た姿についてはさほど意識していないのかもしれません。

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BMWが新型i7のテスト風景を紹介する動画はこちら

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参照:DPCcars

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