どう見ても本物にしか見えん！タイのショップがローバー200クーペをベースにしたR34スカイラインGT-R「レプリカ」を作成。一部には純正パーツも

｜　R34スカイラインとローバー200クーペとはシルエットやサイズが近いようだ　｜

個人で楽しむための製作であればまだ許されるが、「販売目的」なのでそのうち摘発されそう

さて、タイランドを拠点とする「タイボディカー」なるショップが日産R34 スカイランGT-Rのレプリカを作成し販売しているもよう。

このレプリカにはいくつかの驚くべき点があり、まずベースには「ローバー200クーペ（1992-1998年）」を使用しているということ。

なんでローバー？と思いますが、よくよく見るとサイドウインドウ含むグリーンハウスの形状がR34スカイラインに近く、よってこれを活用してしまおうということになったようですね（しかもベース車が格安で手に入る）。

加えて、ホイールベースも近く（ローバー200クーペは2550ミリ、R34スカイラインは2665ミリ）、様々な面からR34スカイラインのレプリカ作成には「最適」なのかもしれません。

一部パーツには純正品を使用

なお、タイボディカーではR34スカイラインGT-Rのレプリカ作成に際して日産の純正部品を使用しているといい、こんな感じで純正のボディパネルをフィットさせているようですね。

ヘッドライト、テールライト、フェンダー、バンパー、トランクなど、10代目日産スカイライン（1998-2001年）の純正部品やアフターパーツを使用している、と紹介されています。

ただ、ローバー200クーペの全長は4270ミリ、R34スカイラインのそれは4600ミリなので、こんな感じで前後オーバーハングは大きく延長されており、そしてその延長にも「切った張った」が行われ、そうとうな手間をかけているもよう。

見たところではルーフすらも変更しているようです。

完成した日産R34スカイラインGT-Rのレプリカはこんな感じ

そしてこちらが完成したR34スカイラインGT-Rのレプリカ。

正直、これを一見して「レプリカ」だと見破ることができる人は少ないかも（ぼくはちょっと自信がない）。

スゴいなこのクオリティ・・・。

なお、エンジンは「手つかず」のままで、搭載されるのはホンダ製の（ホンダとローバーは1994-1999年の間、提携関係にあった）1.6リッター4気筒エンジン（109PS」）ですが、ベース車にトップレンジの「ローバー200クーペ・ターボ」を選択すれば、197PSを発生する2リッター・ターボエンジンやリミテッドスリップデフ、ちょっとだけ強力になったブレーキを手に入れることができるようですね。

ただ、いずれの場合でも「FF、そしてオートマチック・トランスミッション」というところは変わらず、ここは本家R34 GT-Rの「4WD、マニュアル・トランスミッション」とは根本的に異なるところです。

R34スカイラインGT-Rレプリカのインテリアも「頑張って」はいるが

そしてこちらはR34スカイラインGT-R”レプリカ”のインテリア。

純正のメーター、テレメトリー関連は入手が難しく、しかし可能な限りR34スカイラインからの流用を行っています。

よって外装ほどは本物に近くはなく、ステアリングホイール上の「GT-R」バッジには無理矢理感も漂うようにも。

なお、この日産R34スカイラインGT-Rレプリカについて、タイボディカーでは25万～42万バーツ（日本円で約86万円～145万円）にて販売しているといい、この出来栄えでこの価格であれば「格安」かもしれません（Facebokページを確認すると、数台を製作していることがわかる）。

ただ、製造には2ヶ月を要するといい、その国ごとで合法に登録・走行できるのかは要確認といったところです。

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参照：Thaibodycar