| とくにフロントは変更しなくても良かったように思うが、きっとスバルの戦略があるのだろう |
生産の都合上、日本仕様も遅かれ早かれこれに近い変更を受けることになるのかも
さて、スバルがメインとなる北米市場向けとして、マイナーチェンジ版となる新型「2023年型アウトバック(日本だとレガシィ アウトバック)」を公開。
従来型との変更内容は大きくはなく、主にフロント周りのデザイン変更、そして予防安全機能の強化。
逆にリアに変更はないように見え、搭載されるエンジンも(現地での)2.5リッター自然吸気(182PS)/ターボ(260PS)と変更はなく、トランスミッションも8速CVT、そしてもちろんスバル得意のシンメトリカルAWDも維持されています。
新型アウトバックのフロント周りはこう変わった
公開されたオフィシャル画像を見る限り、新型アウトバックではフロントバンパーとヘッドライトが変更されており、フロントバンパーだとグリルが若干大きくなったように見え、そしてその内部構造が変更に。
バンパーについては低さとワイドさを強調するかのような樹脂製の新しいパーツが組み込まれ、フォグランプの存在が強調されることでワイルドになっているように見えます。
なお、前後フェンダーの樹脂製クラッディングについては形状そのものについて変更がないように見え、しかしタイヤの真上の位置に小さな窪みが設けられているようですね(似たような意匠が2017年のヴィジヴ・パフォーマンス・コンセプト、2018年のヴィジヴ・ツアラーコンセプトに見られる。ただし2019年のヴィジヴ・アドレナリン・コンセプトでは消失)。
ヘッドライトは「ハーフスプリット」。
北米仕様なのでオレンジ色のマーカーが組み込まれています。
やはりハイライトは「アイサイトの認識力強化」
そして今回の2023年モデルにつき、最大の進化は「予防安全機能の強化」。
これはアイサイトの認識能力の強化を目的として広角単眼カメラを採用したもので(最上位の”ツーリング”のみに採用)、従来のステレオカメラにプラスされる「もうひとつの眼」。
ステレオカメラに比較して広い範囲を認識・検出でき、歩行者や自転車の認識機能を高めることができるそうですが、従来のアイサイトとの統合制御によって低速走行時のそしてカーブを曲がる際の衝突回避を目指しているようですね。
さらにレーンチェンジアシスト、リアクロストラフィックアラートを備えた最上位グレードでは、新しい自動緊急操舵システムが用意され、アイサイトと自動ブレーキを組み合わせることで、時速50マイル以下の事故を回避することができる、とのこと。
そのほか、スターリンク・インフォテインメントシステムも最新版に更新され、新しいジオロケーション技術「What Three Words」が組み込まれることで、目的地の正確な位置をたった3つの単語で簡単に記録することが可能となっています(この技術を採用する自動車メーカーが最近増えてきており、ランボルギーニも採用している)。
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参照:SUBARU