| 普通に走れるのかどうかはちょっと気になるが、なかなかに面白いカスタムだと思う |
スマートは中古価格が下がってきており、これから様々なカスタムが出てくるのかも
さて、これまでにもランボルギーニ・ウラカン、マツダ・ロードスター、トヨタMR-S、シボレー・コルベットなど様々な「オフローダー化」カスタムを紹介してきましたが、今回は「スマート フォーツー」をハードなオフローダーに改造してしまった個体が登場(現在販売中)。
オフロードタイヤ、外骨格(ロールケージ)、BFグッドリッチ製オフロードタイヤ(思いっきり車体の外に出ている)、8インチリフトアップされたサスペンション、アンダーパネル、ウインチ、ルーフラック、LEDライトバーなどが装着され、まるで「小さなモンスタートラック」のような出で立ちですね。
走行は37000マイル、無事故というグッドコンディション
なお、販売者の記載した情報によれば走行距離は3万7000キロ、かつ無事故とのことで、たしかにその外観は(ハードなオフローダーカスタムなのに)けっこうきれい。
見たところ外骨格はボディパネルを貫通して車体に直接取り付けられているように見え、さらにはボルト固定や溶接を駆使して組み上げられていて、ウインチはこのロールケージを利用する形でセットアップがなされています。
この車体を製作したのは、アンダーガードに記載のある通り「ゴッサム・ガレージ」だそうえすが、過去にこのスマートはネットフリックスの「カーマスターズ」にて取り上げられたことがあるのだそう。
ロールケージ後部には消化器が取り付けられ、車体後部にはスペアタイヤも装着されています。
反対側のロールケージには携行缶。
なお、タイヤが大きくなったことでトルクを食われることになりそうですが、とくにエンジンに関するアップグレードは記載されておらず、乗り味についてはもともとのスマートとは大きく変わっているものと考えられます(ノーマルだとすると1リッター3気筒、最高出力は70PS、トランスミッションは5速AT)。
そしてタイヤ外形が変わったことでスピードメーターやオドメーターにも「実際の数値との差異」が出そうではありますが、このあたりは「どう調整しているのか」ちょっと気になる部分です。
ルーフにはショベル、そしてオフロードジャッキも。
タイヤは大きく外に出されていますが、おそらくは「切れ角」を確保するためだと思われます(もちろん、走行安定の観点からも有効)。
車体裏面はこう。
サスアームはオリジナル品が用いられているようですね。
インテリアは比較的ノーマル。
このスマート「オフローダー」の改造内容はこうなっている
そして出品者によって記載されているカスタム内容を見てみると、ざっとこういった内容となっています。
- 15インチスチールホイール
- 30インチBFGoodrich Baja T/Aタイヤ
- 8インチリフトアップ+ワイドトラックサスペンション
- アジャスタブル・コイルオーバー
- 外骨格ロールケージ
- ボディカラー再ペイント
- フロントフェンダー含むボディの一部分カット
- フロントウィンチ(容量4,000ポンド、リモートコントロール機能付き)
- フロントスキッドプレート
- 3連LEDライトバー
- リアフェンダーフレア
- ルーフラック+オフロードジャッキとショベル
- スペアタイヤキャリア、補助燃料缶、消火器
- 9インチタッチスクリーンモニター
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参照:Cars & Bids