| とにかくテスラとイーロン・マスクCEOは話題に事欠かない |
ただしテスラの株価が下がるのはちょっと困る
さて、今年に入って様々なリコールが出されたテスラですが、今回48,184台のリコールを北米にて発表。
NHTSA(米国道路交通安全局)に届け出られた内容によればサーキット走行用の「トラックモード」に移行した場合、意図せずにマイル表示が消えてしまい、これが米国の法規に適合しなくなる模様。
なお、サーキットで使用する分には「公道ではないので」問題はないのですが、このモードは公道でも使用できてしまうといい、その場合には当然ながら大きな問題となってきます。
いつもどおりリコールの対処は「オンライン」にて
届け出によると、テスラは2021年12月にこの問題を把握し、その後調査を進めて「リコールが必要」だと判断。
この問題は「ファームウェアリリース2021.44.25から2022.12」がインストールされるトラックモード付きのモデル3(2018-2022年モデル)に影響するといい、NHTSAによると「速度表示がなくなるため、ドライバーに車速が適切に通知されず、衝突の危険性が高まる可能性がある 」とのこと。※幸いなことに、この問題による事故や負傷は認識されていない
この問題を解決するため、テスラは、トラックモード使用時に速度ユニットの表示を行うことができるソフトウエアをリリースする予定ですが、このインストールはいつもどおり「オーバーザエアアップデート(OTA)」にて行われ、もちろん無償にて実施されるとともに、6月にはリコールを通知する書面が送付される予定だとアナウンスされています。
テスラCEO、イーロン・マスク氏はテスラ株を一部売却
そしてもう一つテスラに関連するニュースですが、先日の「イーロン・マスクCEOがツイッターを買収する」という報道の続き。
買収自体には行為がなされているものの、イーロン・マスクCEOは5兆円以上もの資金を用意する必要があり、この資金捻出のために4月26日と27日に合計440万株を売却し、その後28日にも520万株を売却し、売却額はあわせて85億ドル(1兆1000億円)にも達した、と報じられています。
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なお、ツイッター買収のためにテスラ株を売却する可能性があることは事前に予測されており、そのためツイッター買収報道が出たと同時にテスラ株が大きく下げるなどの混乱が生じているものの現時点では「やや」株価を戻しており、今後は大きな変化がなければ”大幅な下げ”を記録することはないかもしれません。
参考までにですが、イーロン・マスクCEOは「これ以上テスラ株を(本件のために)売却することはない」ともツイッターにコメントを残しており、さらなるテスラ株の売却によって株価が下がるのではという不安要素が取り払われたということを意味していると考えて良さそうですね。※残りの金額はモルガン・スタンレー含むいくつかから借り入れを行うと報じられている
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