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アルファロメオ・ジュリアのレストモッド、GTヴェローチェが来年から納車開始!限定22台、5600万円、パワートレインや足回りは現代のジュリアから

2022/06/05

アルファロメオ・ジュリアのレストモッド、GTヴェローチェが来年から納車開始!限定22台、5600万円、パワートレインや足回りは現代のジュリアから

| ちょっと意外ではあるが、アルファロメオ・ジュリアのレスモッドはけっこう多い |

しかもその価格「数千万円」というものも珍しくない

さて、昨年に小規模コーチビルダー「エミリア・オート」がアルファロメオ・ジュリアGTのレストモッドカー”GTヴェローチェ”を発売するという計画を公表しましたが、実際に数台の注文が入り、今回はいよいよ生産に移すと発表しています。

このレストモッドは1960〜1970年代のジュリアGTをドナーカーとしていて、これをいったん分解してシャシーを再構築し、その上に現行ジュリアのパワートレインを載せることとなるようですね。

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もうほとんどベースのジュリアGTが残っていないような気もするが

ちなみにこちらがシャシーですが、もう「もともとのジュリアGTの部分が残っていない」感じもあり、しかしとりあえず一部と車体番号を刻印したプレートが残っていれば法的にOKなのかもしれません。

z_Spaceframe-Emilia-GT-r

こちらは移植するパワートレインと足回り。

なお、当時に比較して大きなエンジン、そしてターボやインタークーラーを収めるために全長が40ミリ延長されることになる、とのこと。

z_Powertrain-Emilia-GT-r

そのディティールは現代風に

そしてエクステリアもアップデートを受け、かつてのジュリアGTの雰囲気を残しつつもグリルやヘッドライトは現代風に。

ちなみにフロントはステップノーズ、つまり「段付き」。

当時のジュリアGTに比較するとフロントアンダーにも吸気口が設けられていますが、これはエンジンとブレーキシステムの冷却に充てられる、とのこと。

Emilia-GT2

ホイールサイズは一気に拡大され、このデザインは放熱性を考慮したものだといい、その奥に覗くブレーキシステムも現代の水準へとアップグレードされているもよう(これも現行ジュリアからの移植なのかも)。

Emilia_GT4

前後フェンダーはぐっと拡大され、フロントフェンダーの後ろからはエアを抜く構造を持っています。

リアエンドにはダックテール形状、そしてリアアンダーには大きなディフューザーにセンター2本出しのエキゾーストパイプ。

Emilia-GT

今回インテリアの画像は公開されていないものの、外装同様にレトロな雰囲気をもたせながらも細部を現代風に手直ししているといい、センターコンソールには8.8インチサイズのインフォテイメントシステムが装着される、とのこと(もちろんエアコン完備)。

Emilia_GT3

このエミリアGTヴェローチェは22台限定、40万ユーロ(日本円で約5600万円)だとアナウンスされていますが、このほかのビルダーが提供する(意外に多い)アルファロメオ・ジュリアをモチーフにしたレストモッドも同様の価格帯を持つので、けしてGTヴェローチェが「ずば抜けて高価」というわけでもないようですね。

なお、このGTヴェローチェは多くの部分を顧客が細かく指定できるといい、カーペットやホイール、ロールバー、ヘッドライナーのカラー等についてオーナーが自由にオーダーでき、さらにダッシュボード含むインテリアパーツの素材、ブレーキキャリパーのカラー、サウンドシステムも自由に選ぶことが可能です。

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