| 最近、資産形成にはスーパーカーが一番適しているんじゃないかと考えるようになってきた |
乗っている間は楽しむことができ、売るときには大量の現金に化けてくれる
さて、世の中はインフレに円安、そしてコロナウイルス、ロシアのウクライナへの侵攻、さらに原油高などなにひとつ明るい話題がない状況ですが、こういったときこそ「スーパーカーを買うべきでは」とも考えているわけですね。
これは冗談でも自己正当化でもなんでもなく、まったくの真面目な話であり、ここでその理由を述べてみたいと思います。
これから日本円の価値はどんどん下がる
まず、ぼくがスーパーカーを買うべしと考える一番の理由はその残存価値。
つまり価値が長く残るということですが、これは「絶対的に価格が下がりにくい」というほか、「お金の価値が下がってゆく中で相対的に価値が残る」ということ。
これはどういうことかというと、現在世の中はインフレが進行中で、たとえば100万円持っていたとして、いま100万円で買えるものと、1年後にその100万円で買えるものとは差があり、インフレによってモノの価値が上昇するので、1年後には物価が上昇した分「100万円で買えるモノ」が少なくなるわけですね。
さらに、ここには日本ならではの特殊事情があり、日本は「所得が増えない(バブルの頃から変わっていないか、むしろちょっと減っている)」という現状があって、つまりインフレにより物価が上がっても所得が増えず、つまり購買力は年々低下してゆきます。
数字的なところでいうと、1990年と2020年を比較すると、日本の平均所得はほぼ変わらず、しかしアメリカの平均所得は1.5倍になっています。
日本の場合は「物価が上がるのに所得が増えない」しかしアメリカの場合は「物価とともに所得が上がる」。
そして株価もこれに連動すると考えてよく(面倒なので今回はその説明を割愛)、これがぼくが「日本の株価は上がらないがアメリカの株価は上がる」と考える理由のひとつでもあるわけですね。
なお、カナダ、ドイツ、イギリス、フランスなども似たような比率で平均所得が上昇しており、こういった購買力のある国の所得に合わせてモノの価格も上昇し、つまりブランド品やプレミアムカー、スーパーカーの価格もどんどん上昇してゆきます。
ちなみに1990年頃だとロレックス・デイトナの定価は50万円くらいだったと記憶していますが、今だと160万円なので、その価格は「3倍以上」。
しかし日本の平均所得は変わっていないので、所得に対するロレックス・デイトナの比率は3倍になっていて、しかし日本以外の国では所得がどんどん上がっているので、「所得に対するロレックス・デイトナの比率はそこまで上がっていない」ということに。
ルイ・ヴィトンで最も安い部類のトートバッグ「ネヴァーフル」もバブルの頃は6万円台で購入できたものの、今では25万円くらいになっていて、とにかくモノの値段はどんどん上がっているということがわかります。
こういったブランド品や高級腕時計を別にしても、日本はエネルギーや食品などの自給率が低く、生活に必要なモノを輸入に頼っているので、最低限の生活を送るためのコストもどんどん上がっているわけですね。
つまり、ぼくらの身の回りのものは、世界水準で価格が上がってゆくのに対し、所得だけは世界水準ではなく日本水準にとどまっていて、そう考えると、日本円を現金で持ってると、日に日にその日本円で購入できるモノが減ってゆくということがわかると思います。
価値を維持でき、売却しやすいのがスーパーカー
そこで「今だかららこそスーパーカーを買うしかない」という話に戻るわけですが、たとえば日本円を3000万円持っているとして、そのまま貯金していたとしても、5年後にはその3000万円で購入できるモノは「現在の70%くらい」に目減りしているかもしれません(つまり2100万円くらいの価値になっている)。
ただ、その3000万円をスーパーカーに突っ込んでいれば、5年後には2500万円で売れるかもしれず、つまりお金を置いておくよりもずっとマシ。
さらに「今しかない」要素がひとつあり、それは「電動化」。
今現在ガソリンエンジン搭載のスーパーカーを購入しておけば、2024年頃には新車で購入できるスーパーカーはすべてハイブリッドに置き換わっている可能性があり、よってガソリンオンリーのスーパーカーは「絶滅危惧種」ということで価格がドカンと上る可能性があり、3000万円で購入したスーパーカーが3500万円、もしくはもっと高く売れるかもしれません(スーパーカーの価値自体が上がる可能性に加え、どんどんインフレで平均相場自体が上がる。スーパーカーの相場は世界水準で動いている)。
そう考えるならば、現在のゼロ金利を利用して「借金をして」ローンにてスーパーカーを購入しても売却時にはお釣りが来る時代が来るかもしれず、ここは思い切ってお金を借りるのも十分に「アリ」。※日本はいかにインフレが進もうとも金利を上げることはないものと思われる
手持ち資金を使おうが、借金をしようが、スーパーカーを購入し、そして数年乗って売っても損をしないのであれば「買わない」手はないと思われ、これがぼくが「今こそスーパーカーを買うべき」だと考える理由です。
しかもスーパーカーは換金性が高く、世界中どこでも(共通の相場で)売ることができ、そして今は円安なので世界中のバイヤーが日本市場に注目している状態なので、資産としては非常に優れるとも考えています(同じ理由にて、腕時計に投資するのもいい)。
ざっとまとめると、「日本以外の国では物価と所得が上がり、スーパーカーの新車価格も中古価格も継続して上昇する」「しかもガソリンオンリーのスーパーカーは電動化シフトによって価値を上げる」「日本は非常に安い金利でお金を借りることができる」「世界中どこでも売れる」「世界中のバイヤーが日本に買いに来る」ということで、お金を残したいならば、そしてお金を有効に使いたいならばスーパーカーしか無いだろうというのが現在ぼくが導き出した結論でもあるわけですね(よって日本国内でしか流通しないものだと高く売却することはできず、換金性の低いものも投資には向いていない)。
そしてガソリン車が永遠に販売できると考えられた時代にはこの理論は通用せず、そして完全に電動化世代へと移行した際にもやはり通用しない理論でもあり、その意味でもスーパーカーを購入するなら「今」というわけですね。
どのスーパーカーがオススメ?
そこでオススメのスーパーカーですが、価格が下がりきったマクラーレンMP4-12C、ランボルギーニ・ガヤルドのスーパーレッジェーラやペルフォルマンテなどのハイパフォーマンスモデル、同じくランボルギーニではウラカン(5.2リッターV10自然吸気は今後絶対に評価が上がると考えている)、フェラーリだとカリフォルニアやポルトフィーノ、ローマ、そして488GTB(今だとまだ安く買える)。
すでにフェラーリの自然吸気エンジン搭載モデル、ちょっと前までは安価に推移していたV12モデルはものすごいペースで価格を上げていますが、これもまた「二度と手にはいらない、もしくはその可能性が高い」モデルを皆がこぞって欲しがっているということの証明なのかもしれません。