| 新生デロリアンが「過去の」デロリアンのイメージをもっと活用すべきと考えるのはボクだけではないはずだ |
多くの人が、新しいデロリアンのイメージを求めているわけではないと思う
さて、デロリアンDMC-12(バック・トゥ・ザ・フューチャーに登場したタイムマシン)の現代版”アルファ5”を発表した新生デロリアン・モーターカンパニーですが、今回ペブルビーチにて2つの新しいコンセプトカーを公開。
デロリアンは今年に3つのコンセプトを公開すると述べていて、すでに「架空の」歴史をフィーチャーした3つのコンセプトカーが公開されており、今回さらに2つが公開されたということになりますね。
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今回公開されたのは2024年モデルと2040年モデルのデロリアン
そしてペブルビーチにて公開されたのは2024年、そして2040年モデルのデロリアンですが、まずこちらは2024年モデルの「アルファ5 プラズマテール(Alpha5 Plasmatail)。
先日発表されたアルファ5のシューティングブレークという位置づけで、車体後半に相違があります。
なお、2ドアボディのシューティングブレークということで、積載量重視というよりは「クーペよりも多くのモノを積むことができるスタイリッシュなクルマ」を目指したという印象を受け、ルーフはリアに向けて傾斜し、リアウインドウにも緩やかな角度がつけられています。
ちなみにドアについてはクーペ版のアルファ5同様に「ガルウイング」を備える、とのこと。
今回インテリアの画像は公開されていないものの、おそらくは(アルファ5同様に)4つの独立型シート、デジタルコクピットにインフォテイメントシステム、フロートマウント式センターコンソールが踏襲されているものと考えて良さそう。
ねお、現在のデロリアン・モーターカンパニーは、もともとのDMC-12の生産設備や各種権利を買い受けたデロリアン・モーターカーズが母体となったもので、つまりオリジナルのデロリアンとは関係がないわけではなく、であればかつてのデロリアンのイメージをもっと活用したらいいのになあ、と思ったりします(それこそが、多くの人々が求めるものだと思う)。
デロリアン・オメガはこんな車
そしてもう一台の「2040年モデルのデロリアン」について、こちらは一気に未来に飛んでしまった感がありますが、デロリアンによれば「バハをテーマにしたオフロードレースをルーツにデザインされ、従来の自動車デザインからの脱却を表現」した一台。
ボディ形状はもちろんタイヤそしてホイールも従来の自動車とは全く異なるものであり、一般的なバンパーやヘッドライト含むバンパーもなく、かなり突飛なデザインではありますね。
なお、自動運転を搭載することをイメージしているのかサイドウインドウはなく、非常に独特なルックスを持っています(アウディのAI:Trail クワトロ・コンセプトにちょっと似ている)。
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上から見るとさらに「自動車を超越」しており、さらに非現実感が加速していますね。
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